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越前工務店が“強行突破”するという情報が駆け巡っている。

それを示唆する話が複数の方面から同時に伝わってくるのは、奇妙な現象である。

誰かがシナリオを作って、それに沿っての言動ではないだろうか…、と疑いたくなる。

それを、ここで整理してみる。

まず7月23日、西二宮のYさん宅を訪れた佐渡市の大川環境保健課長である。

西二宮の9尺道を産廃搬入のメインルートとして認めて欲しいと言ってきた。

「私の目の黒いうちは認めるわけにはいかない」

そう拒絶されると、大川課長は、

「越前は、裁判の準備をしているようだ」

と、言ったというのだ。

越前工務店が強硬姿勢にあることを示している。

もっとも、この裁判というのは住民サイドには何の関係もない。

訴えられるべきは、県である。

越前工務店が操業許可申請を県に提出して、県がなかなか許可を下さない場合に、裁判で

決着をつけるという経緯になる。

だいいち住民が越前工務店に対して道路を封鎖したわけでもなく、ただ反対を表明して県

と市に申し入れを行っているだけである。

住民が訴えれるようなことはあり得ないのである。

にもかかわらず、東山田を地盤とする高野市議会議員からも、この“裁判”という言葉が

何度も出ているし、

一昨日、西二宮のある人物を訪ねてきた真光寺を地盤とする金光議員の口からも

「裁判になると住民に勝ち目はない」と、おとなしく認めろといわんばかりの言葉が出て

いる。

こうした情報を流す目的は、はっきりしている。

法的なことに関して無知な住民に“脅し”をかける意図をもった情報戦であるとしか解釈

できない。



さらに、8月6日に佐渡市の主催で西二宮臨時役員会が招集されている。

ここでも大川課長は、西二宮の9尺道を産廃搬入路のメインルートとして受け入れて欲し

いと依頼してきた。

もちろん、そんな話は呑める話ではない。

くどいようだが、こんな道を、産廃搬入のメインルートにしようという方がどうかしてい

るではないか。

その時に大川課長は、こう言った。

「10月から借入金の元本の返済が始まるようですから、かなり焦っているようです」

と暗に強行してくる可能性を示唆している。

そして、県環境センターからも、こんな話が出ている。

川村センター長は、住民の問い合わせに、こう答えているのだ。

「越前工務店は8月末までには工事を終了して、手続きに入るだろう」

との観測を示し、こう続けたようだ。

「佐渡保健所は手続きの窓口にはなるけれども、今後の手続きは県庁が対応することにな

るので、佐渡保健所には権限がない」

これを、どう解釈したらよいのか。

このままでは許可を出さざるを得ない、覚悟しろ、と言っているのではないか。



では、肝心の越前工務店の社長は、いったい、何を考えているだろう。

彼の言動については、見えも、聞こえもしてこない。

ただし、真光寺ルート、西二宮ルートを使用して工事車両を頻繁に往来させている。

工事を着々と進めていることだけは確かである。

これはどういうことなのだろう。

その経緯については、7月28日付けのブログ、『高野市長 青いダンプを止めてくれ!』

で書いたが、越前工務店は県や市の“指導”を無視して工事を進めているようである。

つまり、県も市も越前工務店の“強行突破”の流れを暗に認めているということになりや

しないか。

というよりも、そのシナリオを県の川村センター長、佐渡市の大川環境保健課長のライン

で作り上げているのではないのかという疑念がわく。



ここで住民サイドに、言っておかなければならない。

決して“強行突破”という脅しに、びくついたり、おどおどしてはいけない。

頑と腰を据えて動かないことである。

あわてて動けば、あちら側の思うつぼである。

何より、筋の通らないことをやろうとしているのは、業者と行政の側である。

彼らの最終目的は、強烈な脅しをかけておいて住民を交渉の席に引きずり出すことにある

のだ。

協定を結ばなければ住民が一方的に損をするだけですよ、といって、同意をとるのが、彼

らの狙いなのだ。



そのことはすでに西二宮の住民は経験済みである。

いまの状況は平成15年の西二宮が置かれた状況と非常に似ているのだ。

平成15年10月22日の説明会で県環境センター長の放った「住民の同意はいりません」のひ

と言で、西二宮住民は翻弄された。

「絶対反対」で動かなかった住民が、「このままでは強行突破されて住民の意思はなにも

伝えられない」と腰がふらつき、業者、行政の思惑通りに交渉の席についたことから施設

建設の流れが一気に決まってしまったのである。

しかも、渋々ながら結んだ協定も越前工務店は端から守ろうという意思もない。

「施設建設に関する車両、営業開始後の搬入、搬出車両は、北線進入路を最優先使用し、

指導、監督をして交通安全を計り、区民の交通に支障のないようにすること」

「最優先使用」をどう解釈しているのかわからないが、西二宮の道を毎日通っているのだ。

協定など、なんの役にも立たないのだ。

それを後押しするかのように大川課長は、西二宮の役員たちを前に、こう言った。

「北線から入るという条件、それと問題が起きたときは西二宮の地区としては一切関知し

ないという条件ですね。それが真光寺、東山田に了解された内容ではないということが、

ひとつの決定的な問題なんですよね」

なぜ、西二宮地区住民と越前工務店とで交わした協定が、真光寺や東山田両地区の了解を

得なければならないのか。

この理屈を通していけば、たとえば真光寺、東山田、西二宮の3地区が合同で越前工務店

と協定を結んでも、「石田地区の人々の了解を得ていない」という横やりが入ったら、

「そんな協定は認められない」という理屈が通ってしまうではないか。

つまり、佐渡市も協定など、なんの役にも立たないのだ、と言っているようなものである。

何より協定の条件を知っていながら佐渡市は、「9尺道をメインルートとして認めてくれ」

と“協定破り”のお先棒を担いでいるのだ。

だからこそ、いまどんなに“強行突破”するぞ、と脅してきても、協定の席につこうなど

と思ってはならない。

それでは西二宮と同じ轍を踏むことになる。

だいいち高野市長は我々に約束したのだ。

「住民の理解を得られるまでは操業しないように指導する」

この高野市長の言葉は、軽いものではない。

何しろ高野市長は、市道の管理者としての絶大な権限を持っているのである。

こんな道を産廃搬入のメインルートとして認めるわけにはいかない」

と、高野市長が言いさえすれば、強行突破は絶対にあり得ないのだ。
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2005.08.11 / Top↑
納屋につくられていたツバメの巣でヒナがかえった。

今季2度目の孵化だ。

親がエサをくわえて戻ってくると、柔らかい羽毛に覆われたくちばしの黄色いヒナたちが、

けたたましく叫ぶように鳴く。

その騒々しさに人間だけではなく、猫たちも気づく。

巣の下に猫がしのび寄る。

危険を察知した親ツバメが、ありったけの鳴き声をあげながら急降下して威嚇しにかかる。

自分の命も投げ出さんばかりに接近してのツバメ返し。

わが子を狙う外敵を追い払おうとしてるのだ。

その姿は、けなげで、神々しくさえ見える。

子を守ろうとする親の本能の力は偉大である。



越前工務店と県、市の行政側は、その自然の営みの底力をみくびっていたようである。

自分たちの思惑通りに施設を建設し、操業へ向けて突っ走ろうという矢先の昨年の今ごろ、

真光寺地区に住まう女性Mさんがたったひとりで立ち上がった。

昨年4月から二宮小学校に通い始めたひとり息子を守るために…。

産廃搬入路として指定された天王線は、その息子の通学路だったのだ。

しかも、業者は4メートル平均でしかない天王線の道幅を5メートルと事前協議書に虚偽

記載。

天王線を管理する旧佐和田町の中川修町長は、「何の異議もありません」と県に回答し、

施設建設をすんなり認めた。

歩道もなければセンターラインもない、幅員4メートルの農道を産廃の搬出入路として大

型ダンプを走らせようとしていたのである。

その横を子供たちに1時間から1時間半かけて徒歩で通学させても「何の異議もありませ

ん」と中川修町長(当時)は答えたのだ。

こうして真光寺子供会が「ヒナたちの命」を守るために真光寺ルートの絶対阻止に立ち上

がったのである。

業者・行政に対して親たちが命がけで阻止しようとするのは、ごく自然の行為である。

おかげで、この産廃処理施設は完全に宙に浮いているのだ。



ところが、最近、産廃処理施設への搬出入路をめぐって妙な動きが裏側で展開されている

ことがわかった。

金北山神社の砂利敷きの参道を拡幅する工事が行われようとしているのだ。

このことは、KIRAKUANさんが、「悲憤慷慨の記・補助録」において、すでにレポート

している。(ここをクリックして、ぜひお読み下さい)



地図をご覧になればおわかりのように赤で示された道が拡幅されると真光寺ルートは1軒

の民家の前も通らずに産廃処理施設へ入ることが可能になり、産廃の搬出入路のメインコ

ースになる可能性がかなり高くなる。

当然、子供たちの命を守ろうとしている真光寺子供会は、

「通学路である天王線をそのままにして参道を拡幅し、産廃の搬出入のメインルートにさ

れたのでは子供の命が守れない」と、拡幅工事に反対の態度を強く示しているのだ。



この拡幅工事は「県営中山間地域総合整備事業」の「大佐渡山麓2期地区の真光寺集落道

『二宮263号線』改良工事」で、2000万円の予算が計上されている。

今年度が期限になっているのだ。

もっとも着工されない場合でも、その予算は来年度、島内の他の事業にまわされるという。

本来7月15日が、その期限だった。

しかし、複数の地権者の中のたったひとりの承諾が得られない。

そのために佐渡市佐和田支所産業課の金田課長は、新潟県佐渡農地事務所にさまざまな理

由を述べて、期限を引きのばしているのだ。



まず、そのたったひとりの地権者の拡幅工事反対の理由である。

仮にFさんとしよう。

真光寺に住まうFさんは、農業を営んでいて、もともと環境破壊の恐れのある産廃処理施

設建設には反対であった。

しかもFさんには、小学校2年生の子がいるのだ。

先のMさんのひとり息子と同じ学年で、やはり天王線を通学路にしている。

印鑑を押さない理由は、これだけで十分だろう。

しかし、7月に入ってから毎日のように金田課長ばかりか、真光寺を地盤としている金光

市会議員、さらに建設会社の役員らが説得のために“Fさん詣”に参上する。

Fさんの主張は一貫している。

「参道を産廃ルートにしないと確約できるのなら、判を押してやる」

すると金田課長は、KIRAKUANさんがすでに書いているように、

「西二宮のYさんが落ちそうだ。そちらがメインのコースになるから、心配ない」

と答えているのだ。

同じことを県の農地事務所にも伝え、それを理由に期限を引き延ばしにかかっているが、

これは“でまかせ”にすぎないのだ。

7月23日、西二宮のYさんのところに佐渡市環境保健課の大川課長、清水課長補佐、そし

て清水佐和田支所長の3名が訪ねてきて、

「現道を搬出入に使わせて欲しい」と懇願した。

しかし、Yさんは、

「オレの目の黒いうちは、ぜったいに認めない」

と頑なに拒絶しているのだ。

当然である。

現道とは、西二宮の“9尺道”のことである。

写真を見れば一目瞭然、こんな道を産廃の搬出入路に使わせろ、と言うのだから、お話にならない。

佐渡市も佐渡市である。

なんの権限があって、いち民間会社に過ぎない越前工務店の代理人のような行動をとるのか。

そして、佐和田支所の金田産業課長のように、「Yさんが落ちそうだ」とデマを流しながら

県農地事務所に期限を引き延ばしにかかり、Fさんの承諾を得ようとする。

大川課長が「Yさんが落ちそうだ」と金田課長に報告しているのだろうか?

いずれにしても、こうしたやり方をするから佐渡市は、ますます信頼を失っていくのである。



話を参道拡幅に戻す。

この参道拡幅の補助事業を推進してきたのは、真光寺の金北山神社を管理している佐渡市議

会の金光議員である。

彼が中心となって5年前から着々と進めてきた事業であるという。

5年前というから、この産廃処理施設とは無関係に進められていたことになるのだが…。

しかし、事情をよく知る地元のある人物は、こう謎解きをする。

「西二宮が産廃の搬出入ルートを断った時点で金光議員が越前工務店に、ルートは真光寺を

使えばいい、と言っていたはずだ。その証拠に昨年6月、参道拡幅事業の内容を変更してい

る。参道から産廃施設に向かう大型車が通りやすいような道筋に変えているんだ。誰が見て

も、あの道は産廃ルートだよ」

じつは、金光議員は産廃処理施設建設にも積極的に活動してきた。

いちばん最初に西二宮地区に産廃処理施設建設の話を持ち込んだのも、金光議員である。

当時の区長を金光議員が直接訪ねて、「協力してくれ」と依頼したのである。

このことは西二宮地区ではだれ一人知らぬ者はない。

にもかかわらず、金光議員は私には、こう説明した。

「当時の西二宮の区長から相談はあった。産廃処理施設の計画が持ち上がっているが協力し

て欲しいと言うんだ。ところが、その区長が3日後に西二宮の総会で採決をとった時に反対

に回ったというんだ。こっちに協力してくれと頼んでおいて、反対とはどういうことなんだ」

と、まるで逆のことを平然と言うのだった。



参道拡幅事業で佐和田支所の金田産業課長を動かしているのも、この金光議員である、と誰

しもが見ている。

交渉にもならない交渉のために日参してくる金田課長に、ほとほとうんざりしたFさんは、

Mさんとともに「参道拡幅に反対する署名名簿」を持って新穂にある県農地事務所を訪ねた。

そこで農地事務所の担当4名が、

「え? Yさんの承諾をまもなく得られるから、8月5日まで待って欲しいと佐和田支所の

産業課から連絡が入っていますが、そうですか、ぜんぜん、ダメなんですか。それは、話が

違いますね」

と、眼をパチクリとしばたたくばかりだった。

「わかりました。我々も8月5日を最終期限と考えています」と明言した。



さて、まもなく、その最終期限がやってくる。

これに関連しているのかどうか、西二宮地区では緊急役員会が8月6日に招集されている。

奇妙なことに、そこに佐渡市の環境保健課ばかりか、産廃問題には関係ないはずの佐和田支

所の金田産業課長も出席するという話が伝わっている。

いったい、何を画策しているのか。



今年はことさらに熱い夏である。

ツバメのヒナたちも順調に巣立ちできるだろうか…。
2005.08.03 / Top↑

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