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22日の夜半、メールで知人と産廃問題で意見交換。

最後に「酒、飲みたい」と、独り言のようなメールを送信したら、

「12時に行きます」と、即、返信があった。

午前様というのは、零時をまわって帰宅することだが、こちらは零時から飲み

始めるのだ。

気心が知れていないと、こうはいかない。

そして、侠気と狂気の入り交じった関係ではないと12時前に家を出てくる、あ

るいは客を迎えることなど、できないものである。

ただし共に翌日には重要な用件があるから控えめに、しなしなとやりましょう、

と固く約束を交わした。



納屋の2階を改造した仕事部屋で飲みながら、深刻な産廃問題をメモを取りな

がら、真剣に語り合う。

やや妄想、暴走気味になるのは、産廃問題や法律に素人だからでもある。

そして、突如、大きな笑いが起きた。

いったい、問題の根本は、どこにあるのか?

「ふ~む、結局は夫婦の問題だな」

笑いながら涙をふかねばならなかった。



気がついたら外は明るくなっていた。

そして、目の前の4合瓶3本が、空になっていた。

いい酒であった。

乾杯。

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2005.11.24 / Top↑
西二宮はの、牛の背中のような狭い土地に家がへばりついとってな、田畑もわずかしかなかったろ。

みんな下におりて田んぼを作ったもんさ。

あとはの、ずっと山の奥にな、田んぼを作っとった。

そら、苦労は並たいていではなかったさ。

牛を連れて行ったな。

みんな牛を飼ってな、いまの集会所のとこに、牛の爪を削る場所があったの。

ああ、道普請もな、草刈りせんでもよかった。

牛がみんな草を食んでくれたからの。

道幅は、そうさな、9尺道というとるけも、馬車が通る道幅しかなかったな。

そういうんだ、今よりずっと狭かったんだっちゃ。

車が通るようになってだんだん拡がっていったんだろ。

拡がった分は、みんな人の土地だろうさ。

チザキのモンは、部落のためになるから、こまいことは言わんかったろ。

あの道をダンプが通る?

そらヤボだな。

何をする? 工事か?

なに、ゴミを運ぶ?

あの山にゴミを運ぶのんか。

そら、チザキのモンは黙っとらんだろ。

あの道は大方、私有地と違うのんか。

私有地かどうか、調べているはず?

どこが? 県がか。

それでも、通るちゅうのんか?

それは、おかしいのぉ。

あの道は、そんな広いもんじゃないっちゃ。

本当に調べたのんか?

測ってみたのんか?

ゴミなんか持ち込まれたら、そら、ご先祖さまに申し訳ないからの。

しっかり測ってみろや。
2005.11.22 / Top↑
地番 佐渡市真光寺1722番地1

これが操業を開始しようとしている越前工務店中間処理施設の所在地である。



なのに真光寺自治会には何の説明もなく産業廃棄物処理施設を建設した。

「説明の必要はないんです」

と、新潟県の産廃のエキスパートと言われ、佐渡市に出向中の大川剛史環境保

健課長は、いまだに言う。

なぜ必要ないのだろう。

業者は、一般および産業廃棄物を扱うのである。

もし汚水が流出した場合、被害をこうむるのは、佐渡市の中でも高級米の生産

地として知られている真光寺の米農家ではないのか。

なぜ真光寺への「説明の必要はない」などと平然と言えるのだろうか。



もちろん、真光寺ばかりが打撃を受けるのではない。

風評被害である。

この恐ろしさはテレビ朝日が謝罪することとなった埼玉県所沢市のダイオキシ

ン騒動で実証済みである。

テレビ朝日が報道した直後から所沢一帯の野菜はまったく売れなくなった。

したがってもし仮に施設から汚水が流出した場合、被害は真光寺にとどまらず、

佐渡市全体に及ぶ。

米の消費地である都会から見れば地番が真光寺であろうと、どこであろうと佐

渡という小さな島で起きたことなのだ。

風評被害とは、そういうものである。

ところが周辺住民の多くは廃棄物の搬出入ルートに目を奪われ、自分のところ

さえ通らなければいいという近視眼的、利己的なところへ落とし込まれ、問題

の本質をすっかり忘れてしまっているかのようである。



問題は、手続きの不備にあるのだ。

「説明の必要はない」とされた真光寺は、怒りを表すべきである。

なぜなら平成15年12月12日付けで業者が県に提出した事前協議書には、搬出入

路として真光寺ルートが太線で引かれた地図が添付されていた。

それでも真光寺住民への説明の必要はなかったのか。

県環境センターの川村センター長は、こう言って逃げている。

「その地図は、搬出入路に私有地がないかどうかを確認するためのものであっ

て、搬出入路と確定したものではなく、基本的に公道であれば、どこを通行し

て搬入、搬出をしてもいいことになっている」

ここまでひねりにひねった解釈を披露するのである。

この解釈は認めるわけにはいかないけれども、百歩譲って「私有地の確認」と

いうことであるならば、どこを通ってもいい公道すべての地図を添付しなけれ

ばならぬはずである。

佐渡には、未登記のままの公道がかなり存在している。

林道に至っては、いまだに個人所有になっているのだから施設に通じるすべて

の公道、林道の地図を添付しなければ、川村センター長の解釈は成り立たない。

手続きの上の不備は明らかである。



県と業者による手続きの不備を知りながら「できてしまったものは仕方がない」

とばかりに強行突破を許すのは、住民の生命財産を守るべき立場にある佐渡市

が、その役割、責任を放棄したことになる。

手続き無視は、民主主義のルールから逸脱した行為であり、独裁的な国家や組

織と変わらない。

農業を営む者、その利益を守るべき農協、土地改良区といった組織にかかわる

人々は、ここで立ち上がらなければならないのではないか。

業者と行政が、そろって手続きをないがしろにしてきたことをはっきりと認識

したならば、操業後、どんな事態を招くのか、簡単に想像がつくはずである。
2005.11.19 / Top↑
ついに越前工務店は“強行突破”を宣言した。

11月21日から操業を開始する、との文書を周辺3集落の区長に手渡したようで

ある。

これが11月14日のことだ。

このことについて新潟日報はいち早く情報をキャッチして11月16日付けの佐渡

版で次のような見出しで報じている。



●二宮地区の産廃処理施設問題 

●21日から操業開始



記事では、強行突破という言葉は使ってはいないけれど、事実上の強行突破で

ある。

なぜなら住民側との間で操業に関しての協定も結ばれていなければ、混乱の大

きな原因になっている廃棄物の搬出入ルート問題も解決していないのだ。

新潟日報の記事によると「佐渡市は同日、口頭で操業を自粛するよう求めた。」

となっている。

それに対して事業者がどう答えたのか、記事では触れていない。

しかし、記事の見出しが、『21日から操業開始』となっている以上、佐渡市の

口頭での自粛要請を事業者は無視したことになる。

問題は、無視された佐渡市が次にどう出るか、である。

そこに注目しなければならない。

住民側に立つならば、当然、黙って見過ごすのではなく何らかの態度を示さな

ければならないはずである。

何より高野市長は、繰り返し「住民の理解が得られるまでは操業しない」と明

言しているのである。

以前にも書いたが、高野市長は、市道および林道の管理者という絶大な権限を

手にしている。

したがって「産廃の搬出入路には適さない」との断を下せば、操業できないこ

とになる。

試しに、搬出入ルートとされるコースを検証してみるがいい。



★東山田ルートは、ほぼ全戸といっていい民家の目の前を通るコースである。

★真光寺ルートは、年少の子供たちの通学路となっている道幅4メートルしか

ない天王線を通るばかりではなく、産業廃棄物を運ぶには不適格な林道を通ら

なければならない。

★搬出入のメインコースと位置づけている西二宮ルートは、道端3メートルに

も満たない昔のままの“9尺道”で、いまだに舗装もされていない砂利道なの

だ。すでに越前工務店はこの砂利道でさまざまな資材や産廃を運び込んでいた

が、路肩はくずれ、個人の所有地まで侵している。

さらに、このすべての地域は地盤が極端に弱く、『地すべり地帯』に指定され

ているのである。

未来永劫、毎日のように産業廃棄物を積んだ重たいダンプが通行するには、ど

このルートを通ろうとも危険きわまりない行為なのだ。

住民がそうした不安を抱えているのを知っていながら、強行突破を許してしま

う行政とは、いったい何なのか。



そもそも、ことの発端は3年にわたって「反対」を表明してきた西二宮に対し

て新潟県環境センターの鈴木センター長(当時)が、

「この施設建設には住民の同意は必要ありません」

と明言したことから始まっている。

同意はいらないということは反対しても意味がないのか、と窮地に追い込まれ

た西二宮住民は、自らの集落を守るために条件を出しておかなければならない、

と越前工務店の間に交わしたのが、「北線進入路を最優先にすること」という

約束であった。

こうして県の強力なバックアップを得た越前工務店は、さっそく施設建設に向

け、書類を県に提出。

建設の申請を受けた新潟県知事が建設を許可するには、手続き上、関係市町村

の意見を聞かなければならない。

上記した道路事情を考えれば、佐渡市(当時は佐和田町)は県の意見照会に対

して「建設に異議あり」としなければならないところである。

しかし、当時の中川修町長は、ためらいもなく、

「なんの異議もありません」と回答したのである。

その結果、施設は着々と建設される一方で、なんの説明もなかった真光寺や山

田の住民が猛反発し、搬出入ルートをめぐっての大混乱が始まったのである。

この「なんの意義もありません」と回答した中川修町長(当時)の責任は重大

であることは言うまでもない。

その責任を痛切に感じたからこそ、合併後の首長である高野市長は、

「住民の理解を得るまでは操業させない」

と、約束したのではなかったか。

にもかかわらず、見切り発車を許してしまうとは、いったいどういうことか。

市長として責任問題を厳しく追及されねばならない事態ではないのか。
2005.11.17 / Top↑
新潟日報が11月9日付けの佐渡版で久しぶりに二宮地区の産廃処理施設問題を

取り上げているので、その感想を述べたい。



●運搬ルート設定が混迷

●住民、市提案を拒否 業者からの寄付も返還へ



2本の大見出し。

そして、8段組の記事には処理施設の写真と搬出入ルートとされる道路を示し

た図版まで掲載されている。

これまでの扱いとは大違いである。

内容も、はるかに上等になっている。

皮肉を込めていわせてもらうが、これは快挙である。

何が? と思われるだろうが、西二宮集落の区長のコメントが入っているのだ。

新潟日報が住民側を取材し、実名でコメントを紹介するのは、これが初めての

ことなのである。



いったい、新潟日報の何がどう変わったのか?

記者の異動があったようである。

それまでのS記者は転勤になり、後任のY記者が、今回の『しおかぜ 街角リ

ポート』をまとめたようである。



さて、内容である。

混迷の経緯をざっと書いている。

担当になってわずかな期間でしかないはずのY記者が、限られた字数内でよく

まとめたものだと、まずは感心する。

しかし、難がないではない。

問題点の抽出が弱く、甘いのだ。

たとえば、Y記者は、こう書いている。

  

 2004年に建物の工事が始まったが、県の指導要綱では同施設は周辺住民への

 説明が不必要のため、廃棄物の運搬ルートとなった真光寺集落への事前説明

 はなかった。

 このため「なぜ説明がないのか」「小学校の通学路でもあり危険」と同集落

 の住民側が反発。さらにリスク分散の目的で市から東山田ルートも提示され、

 一気に問題化した。



ここに重大な問題点がひそんでいるのだが、文字数の制限があるためか、Y記

者は、それを指摘せずに流してしまっている。

「県の指導要綱では同施設は周辺住民への説明が不必要のため」という箇所で

ある。

本当に説明の必要はないのかどうか、県の指導要綱を取りだして、確認して欲

しい。



県の指導要綱の第3条には、(事業者等の責務)の条項があるが、その4項に

は、次のように明記されているはずである。

「事業者などは、産業廃棄物処理施設の設置等に当たっては、事前に関係市町

村及び地域住民等に計画の概要を説明し、その理解を得るよう努めなければな

らない。」

この条文を、どのように解釈したら「県の指導要綱では同施設は周辺住民への

説明が不必要のため」となるのか、

そこをY記者に追及して欲しいのである。

さらに、第6条(立地等に関する基準)でも、説明会開催の必要性は、はっき

りと記されている。

「事業者等は、産業廃棄物処理施設の設置等に当たっては、別表第1に定める

立地等に関する基準を遵守しなければならない。」

その別表第1の(6)には、次のように記されているのだ。

「関係市町村及び地域住民等を対象とした産業廃棄物処理施設の設置等の計画

に関する説明会を開催すること。」

ここでは細かくは書かないけれども、この条項を、事業者や行政がしっかり守

っていたならば、現在の「混迷」はなかったのである。

にもかかわらず、事業者が説明会を開かなかったのは、なぜか?

そして、なぜ、行政側は説明会を開くように強く行政指導しなかったのか?

そこを新潟日報という看板を背負っているY記者にとことん追及していただき

たいのだ。

なぜなら、記事中にも紹介されているが、10月27日に行われた合同説明会の席

で、新潟県の川村環境センター長と佐渡市の大川剛史環境保健課長は、口をそ

ろえて、

「説明の必要はないんです」と、主張した。

これほどの大混乱を招き、周辺住民の平穏な生活を奪っておきながら、なお、

無反省に厚かましくも言い張っているということは、今後も二宮地区と同じ問

題が次々に起こる可能性が高いということである。

それを防ぐためにも、Y記者渾身の追及リポートを期待したいものである。



さて、記事の感想に話を戻す。

問題点の抽出が弱いと書いたが、Y記者は、西二宮の区長に取材して、西二宮

をリポート展開の舞台回しに使っている。

西二宮が業者から受け取った500万円を返し、市の提案を拒否したことを説明し

た上で、記事はこう続く。



 これに対し、先月27日の市の合同説明会では真光寺、東山田の住民から「金を

  返せば済むのか」などと西二宮への批判が相次いだ。



実際に、そうした意見が出たのは、わたしも知っている。

しかし、ここを無造作に扱うと、本質を見誤ることになることはY記者もご存じ

だろうと思う。

住民同士が批判したり、されたりする状況。

その根本原因は?

ここを解明しないかぎり、本来の解決はあり得ないのではないか。

長くなるので、この項は次回に書くことにするが、次の2点をあげておく。

●なぜ西二宮が承諾せざるをえなかったのか。

●本当に一般・産業廃棄物処理施設が必要なものなのか。

この2つを追及していくだけで手に負えないほどの問題点が明るみに出て拡大し

ていくけれども、ゴミ問題の本質が、決して住民同士の諍いでおさまるものでは

ないことも明白になるはずである。
2005.11.11 / Top↑

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