上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
高校の同期会が流れたという話を聞いた。

9月に網走で予定されていたけれど準備が整わないために延期になったようだ。

幹事役になる人はたいへんだろうと思う。

わたしなど想像するだけで、面倒くさい、と思ってしまうクチだから、幹事役

をうまくこなせる人がうらやましい。

というよりも尊敬に価すると言った方が正しい。



もっとも、わたしなどは「同期会はなんのためにやるんだろ?」なんてつまら

ないことをグチグチと考えるから、いけないのだと思う。

事務的な作業をテキパキと進めるには、よけいなことを考えいてはいけない、

とわかっているけれど、やっぱり苦手なものは苦手なんである。



幹事役は忙しい人に頼むべきである。

わたしのように暇な人間は、ああでもない、こうでもない、なんだ、かんだ、

と言い訳し、「どうもモチベーションが上がらない」なんてことをぬかして、

ズルズルになるのが関の山。

ところが、忙しい人は忙しいからこそテキパキと早め早めに手を打っていく。

だから仕事が早いし、あいつは仕事ができるということになるから、その結果

として、忙しい人はますます忙しくなり、暇な人はますます暇になる、という

構図ができあがる。



わたしは、一度も同期会とか同窓会というのは出席したことがない。

遠くに住んでいるから時機が折り合わなければ、なかなか出席できるものでは

ない。

ある時、出欠の問い合わせのハガキがきたので、欠席しますと返信、近況欄に、

次のように書いた。

「ただいま島流し中につき、出席できませぬ。高校時代の制服を着てくれる女

性の差し入れを希望します」

というような冗談を書き込んだら、その文章が同期会名簿に印刷されて全同級

生に配られたというのだ。

他の人の近況欄は、「幹事の皆さん、ご苦労様です」とか、「事情があって出

席できませんが、同期会の成功をお祈りします」とか、真面目な大人の文章が

連なり、ひどく困惑した。

同期会ってのは、要するに、あの頃に戻りたいという気分が大事なんだろうと

勝手に思っていたけれど、どうも様子が違う。

なにやら緊張感の漂う集まりのような気配。

これは苦手である。



小学校1年からの幼友達で高校同期のSさんから、電話が入ったのは、高校野

球決勝の日だった。

駒大苫小牧と早稲田実業が延長15回まで闘って、引き分け、再試合と決まった

直後だった。

Sさんに幹事役をやらせたら、ピカイチだろうと思う。

高校時代から彼は「アシストマン」であった。

バスケットでシュートを打てるタイミングでも打たない。

アシストに徹してポイントゲッターに得点させる。

そういう人だから会社でも天職と思えるような総務の仕事についてメキメキと

頭角をあらわし、いまや重役だそうである。

その分、多忙である。

宮崎、大阪、東京、青森、札幌…、月のうち半分は出張だという。

時には中国へも行くらしい。

その彼に聞いてみた。

「同期会の幹事をやったら、どのくらいでできる?」

「2週間だな」



ただしSさんもまた気の合った仲間と飲む酒を、とても大事にするけれど、少

しでも緊張の漂う会合ではごく薄の焼酎を飲んで時間をやりすごすだけである。

彼が同期会に対してどのような印象を持っているのかわからないが、興が乗れ

ば2升の酒を軽く飲んでしまうのではあるまいか。

どうもわたしのつき合う同期には酒豪が多いようである。

電気設備会社の社長Yさんは、ウイスキーを2本やってしまうし、あるいは労

働運動で、これまた頭角をあらわしているTさんには、こんなエピソードが残って

いる。

「アルカリ酒は体にいいというから飲んでみたけど、ダメだな。翌日やっぱり

具合が悪かった」

「どのくらい飲んだ?」

「2升ぐらいでないか」

こういう仲間と飲む酒は、やっぱり、うまい。

互いの仕事やら家族のことそっちのけで、バカ話で夜が明ける。

しかし、高校時代、それほど親しく話したこともない人間に、「どうもどうも、

元気だったかい」などと肩を叩かれ、名刺を渡されたら、わたしも水っぽい焼

酎で時間をやり過ごすしかないだろうと思う。

同期会は、来年に延期だそうだが、水っぽい酒もたまにはいいのかもしれない。

酒席での話のネタを拾うために…。
スポンサーサイト
2006.08.26 / Top↑


高校野球決勝で早稲田実業が駒大苫小牧に4対3で勝った直後、奇楽庵からす

かさずメールが届いた。



「八百長?」



困ったことに奇楽庵は、亀田長男のボクシングの試合を見て以来、テレビ局が

らみ、新聞社がらみのスポーツを見たら、

「八百長だな」と思うクセがついてしまったようだ。



わたしも同じようなもんである。

現在フジテレビが必死で感動のドラマ作りをしている女子バレーボールの試合

を観ても、



「キューバにストレートで勝つわけないべ」



「おかしい。八百長だな」



「フジテレビは、選手たちにカストロが死んだ後、わが日本にいらっしゃい、

なんて甘い言葉をかけてるんだべな」



「韓国にもストレートで勝っちまったぞ」



「おかしいな。右寄りのフジが、竹島を売ったか?」



なんて会話になっていく。

これは、あきらかに亀田悪効果である。

だから、今日の高校野球の決勝ですら、すかさず「八百長?」なんて疑いが生

じてくるのだ。



「そうだな、主催の朝日新聞、全試合テレビ放映するNHKには早稲田出身がたく

さんおるからな。駒大苫小牧の新しい不祥事ネタをつかんだんだべな」



「あり得るあり得る」



「あるいは、早稲田大学本体が小学生までかき集めて、妙な経営を始めたから、

ここは一発、早稲田宣伝のために金をばらまいたか」



「雄弁会出身がいるだろ。自民党は森、民主は渡部恒三、海部あたりをおさえ

れば政界工作はできたも同じだべ。そしたらNHKはイチコロだ」



「間違いない、あれで何百億かの宣伝効果はあったからな、八百長だな」



てな話になっていく。

これを謀略史観という。

すべての出来事は誰かが裏で操作しているというゆがんだモノの見方だけれど

も、近ごろは、テレビ局が、その謀略の中心になって妙な筋書きを作っている

ように思えてならない。



こんな世の中、よろしいわけがない。

せめてスポーツぐらいは素直に観たいし、見せていただきたいものだ。
2006.08.21 / Top↑
昨日の高校野球決勝を観戦している時、北海道から怒りのメールが届いた。

NHKの解説者の川中彰という人が、早稲田寄りでえこひいきしていて不愉快だ、

というのである。

そんなことを言われても困るけれども、確かに言葉の節々に早稲田実業に勝

たせたい気分が伝わってくる。

おそらく川中という解説者は早稲田大学野球部のOBなんだろう。

解説者だけではあるまい。

全国的に早稲田を応援しているだろうなと思う。

ガン闘病の王貞治という人の母校でもあるし、何よりも互いのエースを見れ

ば、一目瞭然。

ジャガイモでいうならば、男爵とメイ・クィーンぐらいの違いがある。

当然、見た目を重視する女性や子供は、あの小さなタオルハンカチでお顔を、

おふきになる、メイクィーン・斉藤投手を応援するだろうと簡単に想像がつ

く。

もちろん、マスコミは斉藤投手を多く露出させて視聴率や部数を稼ぐ。

しかし、わたしらオヤジになると見た目なんかまったく信用しない。

どちらかというと食ってうまい男爵、田中くんという実質を選びたい。



というわけで、NHKには「公平に解説せよ」と抗議の電話やらメールが殺到し

ているようだが、今日も解説は川中彰という高校野球解説の第一人者が行う

らしい。

それにしても朝日新聞、NHKは、世間の体罰やら幼児虐待には手厳しいけれど、

高校野球の少年たちを温暖化のすすむ甲子園の炎天下にさらし、3連投、4

連投を強いるなんてのは、むごすぎやしないか。

まるで虐待である。

わざわざ過酷な状況下で戦わせ、感動だ、球史に残るだのと報じても、裏で

はしっかりソロバン弾いて銭勘定している姿が浮かんでくる。
2006.08.21 / Top↑


昨日、今季初めて海に入った。

車で小1時間ほどの距離にある海水浴場である。



早朝の4時に出発した。

こんなに早くから出発したのは、ワケがある。



奇楽庵から「何時出発ですか、朝4時くらいならボクもいけます」と問い合わ

せのメールが来たのである。

元旦以外、年中無休の奇楽庵は美しい海に囲まれた佐渡に住んでいながら、こ

の8年あまり海水浴する機会もなかった。



そこで社会の常識とか、枠組みとか、人間様が決めたことにはあまり興味関心

を持たず、自然の掟しか信用しない人物であられる農民音楽家に相談すると、



「オッケー、朝4時に参上いたすべよ、おのおの方」との返事。



即決である。



すぐに奇楽庵に「早朝海水浴作戦、決定」と連絡すると、



「え、マジ? 海パンとかどこにあるだろ?」



と、どうも半分冗談だったようだが、遊ぶことに関して我々には冗談はない。



「だれも見てないし、海も冷たいだろうから、めり込むしさ、フルチンでも大

丈夫だ」



すかさず、こう返信してきた。



「魚にカジラレル」と心配しているんである。





ともあれ、翌朝4時ぴったりに農民音楽家はやってきた。



真っ暗闇である。



現場到着は5時。



満月を2日ほど過ぎた月が、海の上で鈍く輝いている。

風もある。

したがって、寒い。

とてもじゃないが、海に入る気にもなれない。



それに、こんな立て看板がある。



「密漁禁止」



そして、こう書かれているのだ。



「密漁を見かけた方は通報してください」



チョイワル中年というより、チョイデブ3人組が、薄暗い海に入れば、社会常

識に生きている人々によって通報される恐れがある。



3人が海に向かって防波堤に腰かけ、話していると、早朝にもかかわらず、地

元の人らしき人が自転車に乗ってやってきたり、散歩の途中、我々の近くに座

り込んで、携帯ラジオを聴いているおじさんがいたりと、妙に落ち着かない。

そのラジオが、無線機に見えてくるのだ。

自転車のおじさんは、密漁監視員に見えてくる。



「怪しいな、あのオヤジ」と、農民音楽家が警戒するが、

おそらく、その「オヤジ」は、我々の方を「怪しい奴ら」と思っているに違いなく、

妙な気持ちにさせられる。



まったく、いやな世の中だ。

これでは、北朝鮮なみの密告社会ではないか。

などと話ながら、奇楽庵に、



「海パンはあったの、フルチンでも大丈夫なのに魚にカジラレルっていっても、

どうせ目標が小さいんだから小魚だろ」



「いや、ユムシと間違えられたら大変ですよ」



「じゃ、鯛が釣れるんでないか、よし、全員フルチンで行こう」



とバカ話をして時間をやりすごす。





ちなみにユムシってのはこんな感じ





6時半頃になってようやく、太陽の恵みを感じられるほどになってきたので、

勇気をふりしぼって海に入る。

冷たいの、なんのって、天然のウエットスーツを着込んでるチョイデブ3人組

にとっても、かなりの荒修行である。



それでも海の中は、さすがに美しく、静まり返っていた。



クロダイやシマダイが泳ぎ、カワハギがたたずんでいる。

イカの子供たちが群れをなし、好奇心の強いフグの子が目の前にやって来る。

スズメダイの群れに遭遇し、名の知らぬ魚達が泳ぎ回る。

ヒラメやらマダイには出会えなかったが、浦島太郎の気分である。



農民音楽家に「佐渡の海は本当にきれいだ」という話をすると、



「アワビが踊るって知ってますか?」



と妙なことを言いはじめる。



「え? 泳ぐって話は聞いたことがある」と奇楽庵。



「いや、泳ぐのは、ホタテだろ?」と、わたし。



「あのさ、夜行性のアワビがまだ薄暗い海で岩の上に出てきて、踊っているっ

て話を聞いたんですよ」



「ふ~ん」



「それを、一度見たくて、ドキドキして2時間も寝れなかった」と、農民音楽

家は言うのである。



「見えた?」



「いや、アワビの姿すら見えなかった」



この農民音楽家のすごいところは、少年のような好奇心を持っていることであ

る。

おそらく漁業関係者の誇張した話、ホラを鵜呑みにしていたのではあるまいか

と思われ、アワビの踊る姿を頭に描いて、興奮していたにちがいない。



この純真さが「朝4時参上」の即決の理由だったのか、とわかり、ほほ笑まし

い気分になった。



そして、思い浮かんだ言葉が…、



「童心忘るべからず」だった。
2006.08.12 / Top↑
毎年夏、横浜からキャンプ道具一式を車に積み込んで佐渡にやってくるはずの

友人家族が、来ない。

彼は、たいがい大きな土産を持参してやってくる。

俗に「嵐を呼ぶ男」と呼ばれ、台風とともにやってくるはずなのだ。

しかし、土産だなと読んでいた台風7号は、佐渡から大きくはずれてしまった。

進路をグイと変えて首都圏に向かったようで、つまり、その「嵐を呼ぶ男」は、

まだ首都圏あたりを徘徊しているのか、あるいは、千葉あたりにテントを張っ

ているのか。



彼は携帯電話を持っていない。

おそらく持たせても、どこかに置き忘れてしまうか、酔っぱらって破壊してま

い、肝心なときに役に立たないので、かえって心配をかける、という判断から、

奥方も持たせていないのだろうと思われる。



したがって、早朝、天気図を確認してから、「いま、どこだ?」というメール

を奥方に送信してみたが、まだ返事はない。

いったい、彼は、どこへ行ってしまったんだろ?



そうはいっても、心配はしていない。

彼は「嵐を呼ぶ男」だから、どんな悪条件下でもキャンプ生活をこなすことが

できるはずだ。

多くの台風体験を積み重ねているから、ちょっとやそっとのことではへこたれ

ない。

こういってはなんだが、ファミリーキャンパーとしてすでに達人の域に到達し

ているんである。

あくまでもファミリーキャンプ、というところがミソだが、おかげで佐渡は梅

雨明け以来、好天に恵まれているのである。












2006.08.09 / Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。