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昨日午後3時過ぎのことです。



わたくし、婿殿と一緒に廊下をウロウロしていました。

ええ、よくある、あの、ありきたりの光景です。



婿殿は、わが子の誕生の瞬間、

あたくしは3人目の孫が授かる瞬間を待ちわびていたのでした。



しばらく、何を話すでもなく、ウロウロ…。

すると、静寂をつき破るかのように、



「おんぎゃ~、おんぎゃ~」



と、元気なうぶ声が聞えたので、

「生まれたか」と声を上げながら、そちらに視線を移すと、看護士さんが赤ん坊を抱いたまま、小走りでやってきました。



「お父さんはどちらですか?」



そう声がかかるのだろうと、婿殿はもちろん、あたくしも待っていたのです。



が、看護士さん、目の前をスーッと走り抜けていくではありませんか。



そして、横切る瞬間、「保育器に入れますから、ここでは見せられませんよ」と、ひどく事務的に言うのです。



こういう時、悪いことばかりが浮かぶんですよね。

なにか、あったのか? と一瞬にして妙な想像が次から次と浮かんでくるのです。



もちろん、そんなことは口にも出さず、うろたえもせず、堂々と「うん、うん」とだけ言っていましたが、内心は、不安でドッキドキでした。



そして、生まれたばかりの赤ん坊が並ぶガラスで閉ざされた部屋の前で待っていました。



これがまた長いのです。

待てど暮らせど、赤ん坊が登場しない。

そんな感じでした。



「やっぱり、なにかあったのか?」



この思いがわたしの頭の中を何度もよぎりました。



なにしろこの段階で、男の子なのか、女の子なのか、性別すら知らされていないのです。

置き去りされている婿殿の心中をおもんばかり、ここでも精一杯なに食わぬ顔をして、落ち着きはらっているふりをしておりました。





どのくらい時間が経過したでしょう。



ついに登場しました。



保育器に入れられた生まれてホヤホヤの赤ん坊が、コロンと寝かされました。

名札を見ますとピンク色でしたので女の子なのだな、と見当がつきました。





「おめでとう」



婿殿にそう言って、わたしは外へ出ました。

看護士さんからなんの説明もないということは、なにごともなかったのだな、と解釈したら、なんだか、ひどくホッとして煙草を、目一杯、力一杯吸いたくなったのです。







さてさて、生まれた子は、姫でした。

これでわたしの孫は(姫×3)です。

かしましい、という文字になりますが、どうなるのでしょう。





家に戻りましたら、西宮の大兄から荷が届いていました。

開けてみましたら「ダルウィニー15年」のシングルモルトのスコッチと、花火付きのキャンドルです。



なんという絶妙なタイミングでしょう。

神懸かりですよね、このタイミングは。



わたくし、夜中、全員が寝静まった頃を見計らってから、グラスに氷をたっぷり入れ、そこにコルク栓をキュッと抜き、トックン、トックン、トック、トックッ~と琥珀色のやつを注ぎ、舌を舐めてから、グイっとやってみました。



乾杯

香りよし、甘みあり、シングルモルトなのにキレもよし、舌でしばらく転がっていて、スッと喉を降りいきました。

本当に、飲みやすく、うまいウイスキーです。



キャンドルにも火をつけてみようか、なんて思いましたが、これはさすがに留まりました。

それぐらい嬉しい出来事でした。









新たな命に、乾杯、そして、みなさんに感謝の言葉を交互に思い浮かべながら、その都度、グイと呑み、たっぷり3杯飲み、いい酔い心地のまま眠りにつけました。



ありがとうございました。
2008.11.18 / Top↑
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