上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
おけさ柿

おけさ柿だ。

わが家の庭には3本の柿の木があるが、今年も豊作のようだ。



なにも手をかけていないのに自然の力は偉大だ。

もちろん、剪定など手入れをしっかりとやっておけば、大きさ、形、味の三拍子そろった柿ができるのだろう。











と、わかっていながら計画性のないわたしは、こうして枝もたわわになってから、

「やっておけばよかったな」とひそかに悔いている。

口に出せば、家人に堰を切ったように責められ、攻め込まれ、窮地に立つことは火を見るより明らかなので、ひそかに反省するのだ。



「おけさ柿は、柿の中の王様だ」という人もいる。



「甘さといい、形といい、色といい、そして、なにより種がないのがいい」



なるほど、と思いながら、今日、さわした柿を食べてみた。

甘みがあって、本当にうまい。

そして、子供の頃の記憶がよみがえる。



北海道では柿は成育しない。

高校2年の秋、修学旅行で京都まで行った時、車窓から柿の実のなる木を初めて見て感動したのを覚えているほどである。



柿の木が成育しない北海道育ちなのに、それでもおけさ柿をずいぶん食べた記憶があるのだ。

その頃、北海道で果物といえばリンゴである。

それも、いまよりもずっと酸味のあるリンゴが主体だったから、同じ果実なのにおけさ柿のとんでもない甘さに、舌も心もとろけていたのである。



「佐渡のおけさ柿のお得意さんは、昔から北海道なんだよ」



佐渡に来てから、そう教えられ、納得した。

昔から佐渡と北海道は海でつながっていたようで、佐渡の米や柿、藁で編んだ縄などを船に積んで北海道へ運び、その帰りに北海道産のニシンや昆布などを積み込んできたという。



もちろん、人の往来もあり、小樽の鰊御殿として有名な建物は佐渡の大工が造ったと聞いた。

ついでにいえば、増毛にある酒造「国稀」は佐渡出身者が創業し、いまでは北海道の銘酒として愛飲されている。



さて、わが家の柿は人様に送れるようなものではないのが残念である。

というより、素人のわたしが気が向いた時に手入れするようなものは、やはり、その程度のレベルであって、プロが育て、収穫し、さわした柿は、やはり、デキがまるで違う。



とくに、この農民音楽家の柿は、絶品である。

毎年、食べているけれど、色艶、形、大きさ、甘さ、うまさ、どれをとってもやはりプロの手によるものである。



よく知られていることだけれど、柿は肝臓の働きよくしてくれるから、呑みながら、あるいは呑んだ後に食べると、二日酔い知らず。

間もなく新酒の季節、かたわらに柿があれば、存分に呑める心強い存在なのである。
2008.11.03 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://noumitaran.blog109.fc2.com/tb.php/157-a22d69f2

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。