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昨日は、午前中に仕事を終えて、午後からは孫娘の半日保育をまかされた。



わたしとはなかなかウマが合うから、気は楽である。



遅い昼食にオムライスを作ってみた。

わたし一人なら、絶対に作ったりしないメニューだが、やはり子供に合わせた料理というものも覚えなければならない。



卵も、ふんわり、トロトロに焼け、上々のデキだった。



「どうだい?」



「美味しいよ」



「よかった」



「でも、これ、とり肉じゃないね」



あちゃ、バレてた。

鶏肉がなかったので豚挽を使ったのだった。

チキンライスならず、ポークライスである。

豚の脂が強すぎるなとは思っていたが、チビのくせに、そこを見逃さない。

悔しい。

そこで話題を変えた。



「夜は、なにがいい?」



昼を食べながら夕食の話をするのも、食いしん坊のせいかもしれない。

もちろん、孫娘も同じタイプだから、すかさず応じた。



「チャーハンがいい」



一瞬、口の中の物を吹きだしそうになった。

オムライスを食べながら、チャーハンを思い起こしているのは、よほどオムライスが口に合っていないのではないか。



「オムライス、美味しくないの?」



「いや、美味しいよ。でも、チャーハンの方が好きなんだ」



たしかに、わたしがチャーハンを作ってやるとモリモリという表現がぴたりとくるような食べ方をする。



わたしが作る料理は、たいがい酒の肴だったり、酒の邪魔にならないものである。

チャーハンも卵がふんわりとなる程度の油は入れるけれど、できるだけ控えめして塩と胡椒、醤油をたらりとたらす程度のごくシンプルな味付けである。

それも長ねぎと卵しか入っていない。

言うならば、焼きメシというイメージである



一方、今日のポークライスには、タマネギ、ニンジン、ピーマンなどの野菜を刻み、シメジを入れ、最後に刻んだトマトを炒めた。

最終的な味付けは市販のケチャップを使用し、子供向けの味付けにしたつもりだった。

それがどうも気に入らなかったようで、オムライスを食べながらチャーハンが食べたいな、と思っていたに違いない。



そういえば、ふだんほとんど料理などしないわたしの息子が、ある日、わが子に食べさせてやろうとスパゲティのカルボナーラ作りに挑戦した。

レシピ通りに、生クリームなどの材料をそろえ、レシピ通りに作り、味も上々、大成功だったという。



ところが…。



それを食べた孫娘が、こうつぶやいたという。



「ふつうのスパゲッティがいいな」



「ふつうのスパゲッティってなんだよ?」



「太蘭爺が作ってくれるやつ」



張りきって作った息子は、面白くない。

結局、ほとんど自分で食べてしまったという。



わたしの作るスパゲッティはニンニクと自家製のアンチョビとトマトを入れるぐらいの、ごくごくシンプルなものである。

時には目先をかえ、トマトを使わずにキャベツとキノコ、そしてアンチョビの塩味だけで食べる。

あまりあれこれと入れないのは栄養のバランスを第一に考えて作る女性の料理とは違うからだろう。



「あいつさ、味覚が太蘭爺とそっくりじゃないか。子供のくせにコテコテの洋風よりシンプルな和風なんだよなぁ」

不満げに報告してきたのだった。



わたしとウマが合うはずである。



食い物の好みが合う、合わないは大事なことである。



そこで若い男性諸君に言っておきたいけれど、どれだけ美しく、聡明な女性でも、食べ物の好みが合わなければ縁がなかったと諦めたほうがよろしい。

美しい女性と添えるのは3日ほどの幸福にしかならないけれど、食べ物の好みが合えば一生の幸福が得られるのですぞ。
2008.10.26 / Top↑
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