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わたしには孫娘1号(5)、2号(2)がいる。

そして、この11月には、性別はわからないけれど3号が、この世に生を受けるようだ。



つまり、困ったことに早くも3人もの孫に囲まれる爺ということになるのだ。

その認めがたい事実、その不満については置いといて、ある詩について書きたい。



1号が誕生した時に、よみがえってきた一遍の詩である。



その詩は娘が誕生した20数年前に、はじめて心に留まったもので、以来、1号、2号が生まれるたびに心に浮かんでくるのだ。



『花びら』という題のその詩は、詩人金子光晴が若葉という孫娘にむけて綴られた詩集『若葉のうた』の中の一遍だ。



「宇宙にちりおちる花びらよ。この手にとまれ。」で始まり、



「愛情はうつろふもの。いのちたまゆら。またいかなる所有も、

身辺に堰(せ)かれて しばらく止まるだけで、時がくるのを待って、淙々(そうそう)と水音をたてて走り去る。」



と、金子光晴らしく無常感を漂わせる。



3つめの段落は割愛するが、わたしが鮮烈に記憶に残ったのは、次の結びの句だった。





「花よ。できるだけ大胆に、かをりたかく咲け。そして、聡明であれ。

だが それよりももっと 嫋やかであれ。」





初めて読んだ時に「嫋やか」という言葉を知った。

「たおやか」と読む。



この言葉が折々によみがえるが、さて、現実の孫娘たちは、嫋やかだろうか…。

なんてヤボなことはここでは書かない。



孫娘が思春期、あるいは反抗期になった頃、この『花びら』を、そっと贈ろうかと思っている。
2008.10.14 / Top↑
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