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テレビを見ていると違和感のある言葉が多くなってきた。

バラエティ番組なら文句も言わないけれど、報道番組を見ていても違和感でザラザラした気分になる。



たとえば、近ごろよく耳にする「日本の銀行や証券会社には体力があるから、そう心配はない」という言い方である。

企業の経営基盤の強さを「体力」と比喩的に表現しているのだろうが、企業を人間と同格に扱っているようで落ち着かない。



これは「企業は生き物だ」という比喩から派生してきたものだろうが、いつの間にか「生き物」という言い方が定着して、比喩との認識が薄くなってしまったのではないか。



その証に多くの人が会社に敬称をつけて呼ぶようになっている。

「ソニーさん」とか「NECさん」と、その会社の社員がお互いに呼び合う。

敬意を表しているつもりなのだろうが、第三者が聞いて気持ちがよくないのは、腹で違うことを考えているのが透けて見えるからである。



ところが、店先で一般消費者までも「ソニーさんのテレビは…」なんて言っているのを聞くと、アホか、と叫びたくなる。



企業に人格を与えるような言葉遣いは止めるべきではないか。

本来、企業は幸福な生活を営むための手段として存在するにすぎないのだ。

そのための利潤追求なのだが、それを最優先するあまり詐欺同然のインチキをやる。



食品業界は言うに及ばず、ちょっと前は自動車業界だってリコールすべき欠陥車をそのまま売りまくっていた。

保険会社の未払い額の大きさにも驚くし、銀行の「貸ししぶり」はまだしも、「貸しはがし」なんてこともやってのける。



証券会社だって、かなりあやしい。

権力の上層部ではインサイダーなんてことは当然のことのようにやっているだろうと素人だって見当がつく。

民営化以後、NTT株、ドコモ株で政治家はどれだけ儲けたか、なんてことを調べれば、すぐにわかる。

損した者がいれば、勝ち逃げした者が必ずいるはずだし、いつだって勝ち逃げ組は表には出てこないのだ。



だいいち株の売り買いを生業にしている証券会社なんてのは博打打ちの親分と、そうは違わない。

その証券業界に寄生虫のようにくっついている「格付け会社」なる存在も、とてつもなくいいかがわしいではないか。

そんなものを信用して売り買いをやったあげくの大恐慌というザマなのだ。



ともあれ、ただの会社に「体力」だの「さん」だの、人間のように扱っているところから修正すべきではないか。



誰かの言葉だったろうか…。

それすらもわからないが…。



言葉の乱れは、心の乱れ。

心の乱れは、天下の乱れ。
2008.10.13 / Top↑
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