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当初、1日だけかと思っていたパン屋さんのお手伝い、気がついたら1ヶ月が過ぎていた。





「気がついたら」と、さりげなく書いたが、まさに「気がついたら」だった。







ある日、デニムのエプロンを渡された。

このエプロンというやつは妙な力があって、外見上、まるでベテランの職人のような雰囲気を醸し出すようだ。





しかも、「似合う、似合い過ぎる」と囃され、



「まるでオーナーのようだ」と持ち上げられるにおよんで、まんざらでもない気分になってくるから不思議だ。





すっかりその気になっていたら、



「オーナー、コーヒーの時間ですよ」



と、やはり、お手伝いに入っている海好きの文学少女(彼女の文章を初めて読んだのは、彼女が15歳の頃で、まさに少女だった、が…)に言われた。





つまり、コーヒーをいれてください、と暗に指示しているのだ。





コーヒーにはちょっとうるさいワタクシ、ウンチクを語りながら、グアテマラコーヒーをいれ始めたら、





「まるで喫茶店のマスターのようだ」



と、またまた持ち上げられる。



じつに、気持ちのよい職場である。





という具合で、まさに「気がついたら」1ヶ月がアッという間に過ぎ去り、外堀がじわりじわりと埋まっていたのだった。





その不思議な力を持つデニムのエプロンをしたまま、パンの配達を終え、家に帰ったら息子が、わたしの姿をしげしげと見て、



「似合うなぁ」と、ひとしきり感心した後、“アンパンマン世代”の彼は、こう言った。





「“配達パンマン”というより、“ウンパンマン”の方がいいんじゃないか」





微妙な響きを感じないでもないが、たしかに“ウンパンマン”の方がしっくりするような気がした…。


2009.11.27 / Top↑
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