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わたしは映画には、うるさい。

家族と一緒に映画を観ていると、「うるさい」と本当に言われる。



映画と言っても佐渡には残念ながら映画館がないので、もっぱらレンタルのDVD観賞となるが、わたしは映画がスタートして15分で作品のデキを判断する。

ダメだなと判断したら「(駄作だと)わかった、オレはもういい」といって寝床に入って本を読み始めたり、仕事部屋に戻る。

「せっかちだな」と、陰でも表でも言われるようになった。



以前は、この撮り方はダメだな、セリフが長いぞ、ナレーションが多すぎる、などとブツブツと言っていたから、

「うるっさいなぁ、もう」と家族全員からブーイングがでたので、最近は細かいことは言わず、「わかった、もう寝る」という程度にしているのだ。



ひとつのシーンを撮るために映画というのはたいへんな労力を要することは素人でもわかる。

わかるからこそセリフやナレーションで説明しようとする映画は駄作だとわかる。

手抜きか、予算がないために映像化できないか、どちらかである。

もちろん『12人の怒れる男』のように法廷密室劇の名作もあるけれど、セリフだけで引っ張るのは、そうとうの力がないかぎりは無理であるし、密室劇ならばなにも映画化にするまでもなく舞台で演じればいいのではないか、と思う。



それから序盤の映像を観ていて、照明の悪い映画はダメである、と決めている。

スタッフの気が乗っていない映画は、すぐに映像に表れるものだ。



レンタルDVDだからわがままなことを言っていられるが、高いチケットを買って映画館で観るとなると退屈と闘いながらスクリーンを見つめることになる。

しかし、これはダメだな、と思った瞬間から睡魔が襲ってきてどうにもならず、たいがい眠ってしまう。

それだけに誰かと一緒に映画に行くことははばかられる。

隣で居眠りされたら映画も台なしだろう。

そう思うから、映画はできるだけ単独で観ることにしている。



昨日、藤沢周平について書いたので、ついでといってはなんだが、山田洋次の時代劇3部作について感想を述べてみようと思う。

わたしの勝手なランキングでは、1位は『たそがれ清兵衛』で、ダントツである。

次が『隠し剣 鬼の爪』で、キムタク主演で評判になった『武士の一分』は残念ながら最下位である。



『たそがれ清兵衛』は、物語に広がりがあったし、なんといっても主演の真田広之の演技力が光った。

それに宮沢りえの存在が映画らしい華やぎを与えてくれた。

やはり、わたしにとって女優の存在は大きい。

駄作であっても、女優がよければ最後まで観てしまう、という決定的な欠陥が、わたしの映画評論にはある。



一方の『武士の一分』は、主演の木村拓哉の声がくぐもっていて聴き取りにくかったのは、致命的だった。

劇場で観た人は何を言ったのかわからなかったのではあるまいか。

そして序盤の15分である。

毒味役についての説明をセリフに頼り、しかもかなり時間を割いていた。

これは、わたしにとっては大きなマイナスで、ダメだな、との予感。



細かいことはあまり言わない方がいいかもしれない。

物語に広がりがなかった。

盲目になった剣士が剣豪相手に闘って勝つためには、やはり、それなりの説得力がなければならないが、それが薄かった。

という程度にしておこう。



しかし、脇役が、それらを補完していたと思う。

笹野高史は、やはり、うまい。

桃井かおりのリアリティある演技に、思わずうなった。



というようなことをさらに細かく評論するものだから、家族はわたしと一緒に映画を観たがらなくなった。

要するに面白いか面白くないかは個人の主観であるのだから、グチャグチャ言わんでくれ、ということである。

その通りだと思うので家族に言えない分、ブログに書いてやろうと思ったのだが…。

これも、みなさんには迷惑な話か。
2008.06.03 / Top↑
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