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先週土曜の夜、奇楽庵がふらりとやってきた。

金福で焼き鳥をやってきた帰りらしく、ご機嫌である。

こちらはパソコンに向かってうなっていたが、「反省会やりましょ」というので電源を切った。



奇楽庵はわたしの顔を見るや、「孫悟空になってるじゃないっすか」とニヤニヤしながら言うのだ。



「川柳、すっかりもてあそばれてますよ。エンマリの手のひらじゃないっすか」

ほろ酔い加減で言いたいことをズバズバとおっしゃってくれるが、心当たりがあるので反論もできない。



奇楽庵が言うのは、今回の私の投稿した川柳と審査委員長、遠藤麻理さんの川柳の話である。

わたしは5月早々からのガソリン値上げを嘆いて、こう詠んでみた。



 満タンと 胸張る人の まぶしさよ



すると、エンマリさん、「金曜オーディション」の最後に、こうきた。



 値上がりに 負けるな元気 満タンで



これだけなら問題はない。

励まされているような気がして、よっしゃ、てな気分にもなるけれど…。

ところが、例によってエンマリ審査委員長の解説が入った。



「元気は、現金にもかかってま~す」



なるほど、そうきたか。

これではエンマリさん、「満タンと胸張る人のまぶしさよ」の“胸張るまぶしい人”というのが奇楽庵の指摘なのだ。



まるで和歌における返歌の趣である。



「エンマリをみくびってましたね」

と、この酔っ払いはさらに加速度を増してくる。



「ありゃね、FMポートいちの毒舌と言われてますけどね、違うな。自分でなんか言った後の、あの含み笑いとかさ、オヤジっすよ。ギャグも、食い物の好みも、かなりオヤジ入ってますからね」



ただの女と思っていたら、とんでもないっすよ、心してかかれ、とのありがたい御言葉だろうが、

「だいたい川柳、真面目すぎますよ」

とさらにヒートアップしてくる。



「本当はさ、もう一句の方が自信があったんだよな」

「ああ、あれ。なんすか、わからんっすよ」

「そっか、やっぱりわからんかったか…」

その一句とは、ガソリンばかりではなく、食品も、電気もガスも、なにもかも値上げの5月を嘆いてのもの。



 物価高 ボ~ラれボ~ラれの 五月かな (芋洗坂係長の部下)



お笑い芸人、芋洗坂係長のネタをわかっている人ならば、なるほどあれか、と思うだろうと踏んだけれども、残念ながら認知度が低いようだ。

ジプシー・キングスの大ヒット曲『ボラーレ』を芋洗坂係長が歌舞伎町のボッタクリの飲み屋でボラれた話を替え歌にしたもので、その自虐的な笑いと肥満体なのにキレのいいダンス、そして極端に短いネクタイが、なんともおかしいのだ。

それを川柳に盛り込んでみたが、選から漏れた。



「だいたい雅号がないのがダメだ。雅号を作ったらどうですか」

「そっか…」



ネームで川柳の補足説明するというのが狙いだったが、本来、川柳は五七五で完結すべきだとわかっているので痛い指摘である。



しかし、どうせお遊びだし、雅号なんか作ってしまったら、本気になってしまうのでやめておこう、なんてことを思いつつ、明日、投稿する川柳を考えているのは、どういうことだろう。



やっぱり、奇楽庵の言う通り、エンマリの手のひらに乗っかっているのだろうか…。
2008.05.08 / Top↑
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