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不気味な世の中だ。

ある風が吹き始めると、雪崩をうったようになびいていく人間のなんと多いことか。

多くは正義感を刺激されて風に乗るのだが、またたくまに暴風となって騒乱をひきおこす。

この全体主義的な空気の、なんと不気味なこと。



日本はいま、さまざまな問題を抱え、閉塞状態にある。

経済はあいかわらず低迷しているのに食料品からガソリン、電気、ガスにいたるまで、すべて値上げ、値上げで、庶民は音を上げる。



当然、不満は鬱積する。

そのハケ口が花やら白鳥といった物言わぬ生き物に向かう。

それでも晴れなければ、動機なき殺人へ。

あるいは、硫化水素が流行れば、簡単に自死に走る。



ここに格差社会を作りだした目的が隠されている。

庶民に鬱憤がたまるのを、権力者たちやエセ宗教集団は、好機と見るのだ。

弱者を救済するという大義で取り込みにかかるエセ宗教。

それでも晴れない鬱憤を権力者らは戦争という手段で一気にかたづける。



戦時体制になれば国の借金もチャラ、年金もチャラ、後期高齢者医療保険なんて吹っ飛んでいく。

なにもかも権力者たちの都合のいいように動く。

それが人類の悲しい歴史だ…。



戦争へ向かう際の重要なアイテムが、民族の誇り、愛国心といった精神的小道具である。

アベシンゾー時代にいくつもの強行採決が行われたが、その中の教育基本法の改正、さらに憲法改正への手続きの国民投票法の成立は大きな意味をもつ。

今年度から教科書には「国を愛する」という文言が表記されるようになった。

これで衆愚の三分の二に憲法改正しましょう、と言わせれば、戦争の準備はできたも同じ。



愛国心やナショナリズム、あるいは正義感が、どれだけ奇妙なことを引き起こすか。

長野の聖火リレーをみれば、一目瞭然。

日本というよその国に大量の中国紅旗を持ち込み、振り回す。

いったい、ここはどこの国か? と思うほどの熱である。

ダライ・ラマ14世とじっくり話し合えば済むものを、正義はこちらにアリ、とばかりによその国、善光寺のおひざ元でやるのだから礼儀もヘッタクレもない。

この傍若無人の振るまいが横行すると、どうなる。

互いの民族意識、愛国心がにらみ合い、一触即発、戦争まっしぐらである。



だから妙な風に乗ってはならないのだ。

風が吹いたら、動かずにじっと風向き見ることである。

しばらく待ってさえいれば何かが見えてくる。



しかし、このインターネット社会においては浅はかな正義感だけで動く人間のなんと多いことか。

これが不気味なのだ。



最近、佐渡の飲食店や旅館ホテルなどを覆面調査員と称するものが取材して書くブログ「佐渡の翼(リニューアル版)」で盗作騒ぎが起きた。

これは「佐渡の翼」側の完全なる落ち度である。

そのことについては断罪されてしかるべきである。

しかし、盗作以外のことについて正義感をタテに騒ぎ立てる者の存在が、わたしには気がかりなのだ。



なんら証拠といえるものを示さずに「佐渡の翼」のコメント欄の投稿者、および寄稿者は管理人の自作自演の疑いが濃厚だと、わたしのブログのコメント欄に書き込んでくる。

匿名によって運営されているインターネットの世界では、そのようなことは当たり前のこととしてわたしは認識していた。

あるいは、名のある出版社や新聞社であっても編集者が誰かになり代わって書くことはいくらでもある。

まして匿名性で成り立っているネット社会なのに正義感をタテに「自作自演だ」とか「管理人の実像は、この記事で察することができるでしょう」とくる。

自分も匿名で、しかもハンドルネームすら示さずに書き込んでいるのに、その自己矛盾に気がつかない。

自分の立場をいっさい明かさずに「佐渡の翼」の管理人の人間性について言及しているけれど、わたしはむしろこの書き込んできた人の実像を知りたい。

もしかしたら「佐渡の翼」で発表された記事によって被害をこうむった者かもしれない。

それならそうと書いてくれるなら、こちらも少しは想像力を働かせることもできる。



要するに、浅はかなる正義感で、特定のサイトや特定の個人を攻撃するやり方は権力者たちの思うツボである。

風に流されやすい衆愚を作り出している、と思っていれば間違いない。



コイズミ時代、イラクで人質になったボランティア3人組に対して政権中枢が「自己責任」というキーワードを出してから3人組は浅はかで軽はずみな正義漢たちの標的にされたことを忘れてはならない。



上からおりてきた愛国心や、さまざまな血が交じり合って成り立っているはずの日本が単一民族国家だ、なんて風が吹き始めたら安易な正義感で動かず、卑怯だとののしられても頭を低くしていることである。
2008.05.01 / Top↑
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