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高校の同期会が流れたという話を聞いた。

9月に網走で予定されていたけれど準備が整わないために延期になったようだ。

幹事役になる人はたいへんだろうと思う。

わたしなど想像するだけで、面倒くさい、と思ってしまうクチだから、幹事役

をうまくこなせる人がうらやましい。

というよりも尊敬に価すると言った方が正しい。



もっとも、わたしなどは「同期会はなんのためにやるんだろ?」なんてつまら

ないことをグチグチと考えるから、いけないのだと思う。

事務的な作業をテキパキと進めるには、よけいなことを考えいてはいけない、

とわかっているけれど、やっぱり苦手なものは苦手なんである。



幹事役は忙しい人に頼むべきである。

わたしのように暇な人間は、ああでもない、こうでもない、なんだ、かんだ、

と言い訳し、「どうもモチベーションが上がらない」なんてことをぬかして、

ズルズルになるのが関の山。

ところが、忙しい人は忙しいからこそテキパキと早め早めに手を打っていく。

だから仕事が早いし、あいつは仕事ができるということになるから、その結果

として、忙しい人はますます忙しくなり、暇な人はますます暇になる、という

構図ができあがる。



わたしは、一度も同期会とか同窓会というのは出席したことがない。

遠くに住んでいるから時機が折り合わなければ、なかなか出席できるものでは

ない。

ある時、出欠の問い合わせのハガキがきたので、欠席しますと返信、近況欄に、

次のように書いた。

「ただいま島流し中につき、出席できませぬ。高校時代の制服を着てくれる女

性の差し入れを希望します」

というような冗談を書き込んだら、その文章が同期会名簿に印刷されて全同級

生に配られたというのだ。

他の人の近況欄は、「幹事の皆さん、ご苦労様です」とか、「事情があって出

席できませんが、同期会の成功をお祈りします」とか、真面目な大人の文章が

連なり、ひどく困惑した。

同期会ってのは、要するに、あの頃に戻りたいという気分が大事なんだろうと

勝手に思っていたけれど、どうも様子が違う。

なにやら緊張感の漂う集まりのような気配。

これは苦手である。



小学校1年からの幼友達で高校同期のSさんから、電話が入ったのは、高校野

球決勝の日だった。

駒大苫小牧と早稲田実業が延長15回まで闘って、引き分け、再試合と決まった

直後だった。

Sさんに幹事役をやらせたら、ピカイチだろうと思う。

高校時代から彼は「アシストマン」であった。

バスケットでシュートを打てるタイミングでも打たない。

アシストに徹してポイントゲッターに得点させる。

そういう人だから会社でも天職と思えるような総務の仕事についてメキメキと

頭角をあらわし、いまや重役だそうである。

その分、多忙である。

宮崎、大阪、東京、青森、札幌…、月のうち半分は出張だという。

時には中国へも行くらしい。

その彼に聞いてみた。

「同期会の幹事をやったら、どのくらいでできる?」

「2週間だな」



ただしSさんもまた気の合った仲間と飲む酒を、とても大事にするけれど、少

しでも緊張の漂う会合ではごく薄の焼酎を飲んで時間をやりすごすだけである。

彼が同期会に対してどのような印象を持っているのかわからないが、興が乗れ

ば2升の酒を軽く飲んでしまうのではあるまいか。

どうもわたしのつき合う同期には酒豪が多いようである。

電気設備会社の社長Yさんは、ウイスキーを2本やってしまうし、あるいは労

働運動で、これまた頭角をあらわしているTさんには、こんなエピソードが残って

いる。

「アルカリ酒は体にいいというから飲んでみたけど、ダメだな。翌日やっぱり

具合が悪かった」

「どのくらい飲んだ?」

「2升ぐらいでないか」

こういう仲間と飲む酒は、やっぱり、うまい。

互いの仕事やら家族のことそっちのけで、バカ話で夜が明ける。

しかし、高校時代、それほど親しく話したこともない人間に、「どうもどうも、

元気だったかい」などと肩を叩かれ、名刺を渡されたら、わたしも水っぽい焼

酎で時間をやり過ごすしかないだろうと思う。

同期会は、来年に延期だそうだが、水っぽい酒もたまにはいいのかもしれない。

酒席での話のネタを拾うために…。
2006.08.26 / Top↑
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