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午前9時。

廃棄物を積載した青いトラックが西二宮地区の久右衛門坂をエンジン音をうな

らせながら上ってきて右折、二宮幹線14号に入ってきた。

そこから狭い砂利道に進入しようとしたが、ブレーキランプが点灯し、いった

ん、停止。

そこには、次のような立て看板があるのだ。



地滑り発生現場

一枚目の看板には「地滑り発生現場」と書かれている。

平成10年の『8・4水害』で道路が無惨に崩れた現場である。

















私有地アリ

そこから10メートルほど進むと、右手の杉の木に

結わえられた二枚目の看板。

「路面の赤い測点より右側は私有地です 地権者」

と書かれているのだ。

そして、その先の砂利道には公道の中に存在する

私有地との境界線に麻のロープが張られている。

廃棄物を積んだトラックはその看板を前に3分ほ

ど停止して、Uターンする場所もないために50メー

トルほど後退して久右衛門坂を下り、姿を消した。





昨日、地権者と、その地権者を支援する人々によって看板立てと、境界線にロー

プを張る作業が行なわれたのだ。

すでに地権者は佐渡市に対して「私有地と公道との区別を明確にして使用してい

ただきたい」との文書を提出している。

西二宮地区としても、2月3日に高野市長あてに『申入書』を提出して、次のよ

うに見解を求めている。

「二宮幹線14号の現道には、私有地が一部存在することが判明しております。

新潟県の見解では私有地がある場合には所有者の承諾を得なければならない、と

しています。その承諾を得る前に佐渡市は『事業者に対しては主に西二宮地区の

現道を利用するよう指導する』との方針を示していますが、これは地権者個人の

権利を蹂躙した行為と言わざるを得ません。仮に地権者の承諾が得られない場合、

佐渡市はどのような方策をお持ちなのか、お尋ねします。方針の撤回をふくめ、

佐渡市の具体的な見解を求めます。」

これらに対しての佐渡市の対応は、無視である。

西二宮にはいまだに回答もなければ、地権者にもなにひとつ言葉もない。

これではまるで地権者と事業者が争いになることを望んでいるかのような対応で

ある。

実際、先週の一週間、事業者は西二宮ルートを使用し、私有地を踏み荒らして廃

棄物を次から次と搬入した。

融雪のために地盤の緩んでいる道路の土側溝は、廃棄物を積んだトラックの重み

で崩れ、排水の用をたさない。

そうした事態に地権者と、その支援者がやむをえず立ち上がったのだ。

なぜ佐渡市は、そこまでさせるのか。

このままだと廃棄物の搬入は真光寺ルートや山田ルートを使用することが予想さ

れ、両集落は西二宮と地権者へのいら立ちをつのらせるに違いない。

行政が、集落間のもめ事の火種をせっせと作りだしているようにしか思えないの

だ。



ボタンをかけ違ったままにして、対処療法で解決をはかろうとするから新たな問

題が湧き出てくるように次から次と出てくる。

このままでは“住民vs住民”、“住民vs事業者”という不幸な構図を行政がつく

り出したという汚名だけが佐渡の歴史に刻まれるだけである。

しかも住民、事業者の双方が共に被害者となるという妙な構図になるのは、行政

があまりにも無責任な対応を続けている結果だと断じてもいいのではあるまいか。
2006.03.06 / Top↑
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