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詐欺にあったのではないかと思っている人がいる。

当時のことを繰り返し思い出しては、不安になり、気が沈む。

そして、騙されたのだと結論に至ると、ひどく腹が立ち、つけこまれた自分を

責めては、苛立つ。

だから騙されたのではないと考えようとし、自らを励ます。

そうやって詐欺の被害にあった人たちの多くは、心に深い大きな傷を負って、

苦しんでいる。



ところが、騙した側というのは、「騙されるほうが悪い」という論理にたって

いるから、どれだけ人を傷つけたかなどと斟酌したりはしない。

情のかけらもないし、その傍若無人ぶりは、あきれ果てるばかりである。

彼らの思考は、自分の身を守るためにだけ働く。

自己保身の塊である。



今回の産廃施設問題で西二宮地区の住民は、業者と行政によって騙されたとい

う思いを時とともに強くしている。

詐欺ではないのか、とさえ思っているのだが、そのいわば加害者の立場にある

行政が、西二宮地区に対して、

「過去のことは水に流して、前向きに考えて協力してくれないか」

と、言ってきているのだ。

西二宮地区の現道に私有地が確認された後の話である。

じつに、虫のいい話だ。

水に流して欲しいのなら、それなりの手続きというものがある。

真相の解明である。

いったい、なぜこのような事態になったのか、責任問題も含めて住民の前に明

らかにしたうえで謝罪しないかぎり、騙されたと思っている住民が、こころよ

く協力できるはずもない。

同じ過ちを繰り返さないためにも、真相は明らかにされなければならないのだ

が、

「過去のことばかり言っても、何も始まらない。ここは前へ一歩踏み出してく

れませんか」

と、平然という。

そればかりか、「協力しなければ、今後、西二宮の話はいっさい聞けないこと

になる」と、暗に脅しともとれる発言をするに及んでは行政のあるべき姿など

微塵もない。



これまでの経緯については、何度も触れてきたが、あらためて書き起こすこと

にする。

いかに周到に施設建設が行われ、法律に無知な住民を蹂躙してきたかを、書き

留めておかなければならない。



産廃処理施設建設の話が西二宮地区に持ち込まれたのは、平成13年のことであ

る。

それから2年にわたって西二宮地区は、反対者多数で施設建設を認めない態度

を一貫して示してきた。

その結果として、越前工務店は、施設建設を断念した、という話が伝わってい

るのだ。

それがなぜ再びやる気になったのか?

越前社長自らがある人物に語った話によると、断念していた越前社長のもとに

3人の人物が訪ねてきたという。

佐和田町の町政幹部と町議会の議員2名である。

彼らは、こう言ったと、越前社長は、漏らしているのだ。

「とにかくハコを作れ。道はこっちがなんとでもする」

町政、町議会の力のある人間から、こう言われれば、やる気を起こすのも当然

であろう。

この強力なバックアップを得た越前工務店は、西二宮地区にはなんの説明もし

ないまま平成15年9月19日に施設建設予定地の森林を伐採する「届出書」を佐

和田町に提出した。

その書類の「伐採跡地の用途」の欄には、「産業廃棄物処理業の施設敷地」と

明記されている。

「ハコ」作りを開始したのである。

この情報を入手した西二宮役員は、佐和田町に情報収集と陳情に走る。

しかし、担当課長は、こう言って突き放したのである。

「書類が整っていれば認めざるを得ない」

そうして平成15年10月15日、佐和田町は森林伐採の許可を越前工務店に出した

のである。



さらに越前バックアップ軍団は、西二宮地区に押し寄せる。

平成15年10月22日、県環境センターの鈴木センター長と、佐和田町からは清水

保健福祉課長(現、佐和田支所長)が、西二宮集落センターまで出向いて説明

会を開いたのである。

目的はただひとつである。

「越前工務店さんがやろうとしている事業については、地域の皆さんの同意ま

では要求していません」

と、鈴木センター長は、西二宮住民に引導を渡しに来たのである。

しかも、この言葉を補足するために、鈴木センター長は、こうまで言っている

のである。

「法律的には最終処分場だとか、焼却炉についても、必ずしも住民の同意まで

は必要としていないんです」

この言葉のニュアンスには、まして越前工務店がやろうとしている中間処理施

設なんか住民の同意なんかまったく不要と強調しているのがはっきりと読み取

れる。

じつは、いつの時点か不明だが、越前工務店は取り扱い品目の中から住民の同

意が必要とされる「汚泥」と「廃油」を除いているのである。

「ハコ」を作るために、誰かが入れ知恵したのではないか、という疑念がわく。



かたや森林伐採が開始され、その一方で「住民の同意はいらない」と言われた

西二宮住民。

反対していても意味がないのだから、条件をつけていかなければ住民の生活が

破壊されるという危機感を持つのは当然の成り行きであり、それが業者、行政

の狙いだったはずである。

結局、西二宮地区は総会を開き「条件付きで認めるしかない」と苦汁を飲んで

決定せざるを得なかった。

この「総意」によって西二宮地区の施設隣接地、および北線進入路拡幅の土地

所有者らも縛られることになる。

こうして西二宮地区は、平成15年11月26日、越前工務店との間で「条件付きの

同意書」なるものを交わすことになる。

その重要項目が、次の2点である。



・施設建設に関する車両、営業開始後の搬入、搬出車両は、北線進入路を最優

先使用し、指導、監督して交通安全を計り、区民の交通に支障のないようにす

ること。

・他の地区からの非難・苦情・賠償の問題が生じても西二宮として責任が無い

ものとし、越前工務店(株)が解決すること。



しぶしぶ条件付きで同意に追い込まれた西二宮が、騙されたというのは、この

2点である。

北線最優先どころか、佐渡市によって「主に西二宮地区の現道を利用するよう

指導する」と発表され、さらに「西二宮地区の現道拡幅」と「西二宮地区に新

ルート建設」などの計画が持ち込まれているのである。

西二宮の条件は、ことごとく破棄され、木っ端みじんである。

次回に詳しく述べるが、西二宮地区と越前工務店との間で交わされた「同意書」

は、事前協議書に添付されている。

その添付された同意書を含め、県から意見を求められた当時の佐和田町、中川

修町長は、

「何の異議もありません」

と回答して、実質、施設建設にゴーサインを出したのである。

つまり、「北線最優先」にも「何の異議もありません」としているのだ。

次回は、平成15年12月議会で中川修町長が「北線進入路」について答弁してい

るくだりがあるので、その内容に触れたい。

この答弁を、少なくとも真光寺、山田両地区を地盤とする2人の町会議員も聞

いていたはずである。

この時点で「北線進入路」を知った二人の議員は、いったい、どう動いたのか?
2005.12.16 / Top↑
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