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平成15年12月佐和田町議会の議事録に入る前に触れておかなければならない問

題がある。

「幻の事前協議書」の存在である。



平成15年10月15日、当時の佐和田町は「ハコ」作りを認める形で施設予定地の

森林伐採を許可したことは前回に述べた。

この時点で旧佐和田町、中川修町長は施設建設に実質的にゴーサインを出して

いたことになる。

ところが、ここで奇妙なことが起きている。

森林伐採の許可が下りる1週間前の10月8日、越前工務店は県に対して施設建

設に向けた書類「事前協議書」を提出しているのだ。

ところが、この「10月8日付けの事前協議書」は、県も佐渡市も、その存在を

否定しているのである。

わたしの手元には、その「10月8日付けの事前協議書」のコピーの一部がある

にもかかわらず…。

じつに奇妙である。



その存在について、県に質すと、こんな回答が戻ってきた。

「正式に事前協議書を受け付けた平成15年12月12日以前の計画内容を説明した

資料で、現在、書類として残っているものはありません」

こうした曖昧な回答をしてくるから住民の不信感はいつまでもぬぐえないのだ。

というのも、平成15年10月22日に行われた西二宮地区での説明会の席で、その

冒頭に旧佐和田町保健福祉課の清水課長(現在、佐和田支所長)が、こう言っ

ているからだ。

「県の方に10月8日付けで、本格的な事前協議書が提出されました。これにつ

きまして、どういうことが目的なのか、出てきました申請書にもとづく事業内

容について県から説明を受けたいと思います」

口裏合わせができていなかったのか、次に発言を求められた県環境センターの

鈴木センター長(当時)は、法律や産廃問題に無知な住民を前にして、じつに

微妙な言い回しで逃げている。

「いま越前工務店さんに関して言えば、事前協議書は確かに県の方に一度、案

みたいな形では出ていますが、正式に事前協議書を出されたわけではありませ

ん。まだまだ我々のところまでは、形はあるけれども、承知していないという

か、そういう段階ですので…」

何を言っているのか、さっぱりわからない。

「形はあるけれども、承知していない」というのである。

いったい、鈴木センター長は、何を隠そうとしていたのか。



「10月8日付け」と「12月12日付け」の事前協議書を比較してみると、2つの

大きな違いがあることがわかる。

ひとつは、産廃の搬出入ルートである。

「10月8日付け事前協議書」には、西二宮ルートを示した地図が添付されてい

る。

一方の正式とされる「12月12日付け事前協議書」には、真光寺ルートが明記さ

れた地図が添付されている。

つまり、西二宮ルートでは不都合があったのではないかと推測される。

当然である。

9尺道と呼ばれる砂利道では大型車の通行は不可能だからである。

そして、ここには私有地が複雑にからんでいるのだから事前協議書に添付され

た西二宮ルートでは「地権者の承諾」を必要となる。

この時点で鈴木センター長が私有地の存在を知っていたとは思えないけれども、

いずれにしろ、産廃業者にとって大型車通行不能のルートでは効率が悪いと判

断したのだと思われる。



そこで重要なのが、次の相違点である。

「10月8日付け事前協議書」には、西二宮地区の同意書が存在していないとい

う点である。それに付随する隣接地所有者の承諾書などがないということであ

る。

ここが、じつに巧妙なのである。

鈴木センター長が、10月22日の西二宮地区説明会で、

「住民の同意はいらない」と言ったことの意味が非常に重要になってくる。

これは、西二宮地区住民を「絶対反対」から「条件闘争」へと導くための“罠”

ではなかったのか。

つまり、「北線進入路建設」を西二宮住民から言わせるための“策略”としか

思えないのだ。

実際、流れは加速して北線進入路建設に向かうのである。

10月22日の説明会の後、西二宮地区は「産廃施設対策委員」を選出し、越前工

務店との間で協定を結ぶ準備に入る。

そして11月26日、越前工務店との間で「条件付きの同意書」を締結。

その最大の条件が「北線進入路最優先」である。

それを受けて12月2日、越前工務店は、当時の佐和田町と事前協議に入る。

件名は、「産業廃棄物中間処理施設設置(越前工務店)に関する開発行為事前

協議」とある。

1、開発行為地(真光寺1722-1)に隣接した間の町道二宮幹線14号の砂利敷。

2、開発行為地(真光寺1722-1)~林道北線の道路幅員の拡幅(6.0m)



この事前協議簿のコピーが手元にあるが、中川修町長の捺印がある。

つまり、この時点で「真光寺ルート」が明確になったのでる。

そこで越前工務店は西二宮ルートを示していた地図を真光寺ルートの地図に差

し替えて、12月12日に事前協議書を提出するのである。

ここで越前工務店は、必要ないとされているにもかかわらず「同意書」や「隣

接地地権者の承諾書」も事前協議書に添付したのは、わたしにとっては大きな

謎であった。

しかし、なんのことはない。

越前工務店や県、佐和田町が欲しかったのは、同意書そのものではなく、そこ

に表記されている条件「北線進入路最優先」だったのである。

そして、その北線進入路拡幅のために必要な地権者の承諾が、喉から手が出る

ほど欲しかったのだ。



「ハコを作れ。道はなんとでもする」

この闇の声の通りにことが運んでいったのである。



西二宮地区は、こうして県、旧佐和田町、越前工務店によって、騙された、と

いう思いをするのは当然なのである。

しかも、真光寺を地盤とする議員にいたっては、

「西二宮が責任を持つのは当然であろう」

と、膠着したルート問題のすべてを西二宮地区におわせようとしているのだか

ら、怒りはおさまるはずもない。

次回、平成15年12月の佐和田町議会議事録を紹介しながら、佐渡市をはじめと

して西二宮地区に責任をかぶせようとする人々について追及していく。
2005.12.21 / Top↑
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