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導水管“破裂”の情報が流れている。

このブログにも「金井住民」さんから情報が寄せられているし、

「山水・だらりの郷」さんも、この事態を憂慮する日記をすでに書かれている。



じつは、このことは6月16日の市議会で金山教勇議員の一般質問のなかででてきている。

「山田地区で佐和田ダムからの農業用導水管が破損したという情報が流れていますが、市は承

知していますか?」との質問がなされた。

それに対して大川環境保健課長は、こう答弁した。

「そうした報告は受けています。いまのところ通行車両が原因とは言えない状況で、施工時

の問題もありますし、水量や水圧の問題、いろいろな原因が考えられます」

この質疑応答では、誰もことの重大さを意識はしていなかったと思われる。

市議会では“破損”という以上の言葉はでていなかったのだから、当然かもしれない。

しかし、流れている噂では、“破裂”である。

“破損”と“破裂”では、まったく事態が異なったものになるが、真相は?

情報を集めてみた。



現場は、佐和田ダムへ向かう途中の山田地区である。

これに関してすでに「奇楽庵」さんが現場写真をアップしてくださっているので、承諾を得た上

で拝借し、説明する。

全面通行止め地点(写真上)からわずか50mほど上がったところが、現場(写真下)である。

6月13日の月曜日、佐和田ダム、および導水管を管理する国仲西部土地改良区の職員が定期

点検のために佐和田ダムへ向かう途中、アスファルトの路面が濡れているのを発見した。

その職員はすぐに事務所に「水漏れがある」と連絡する。

調べてみると水漏れ箇所には、2本の導水管と佐和田地区全体の市民に供給されている水道

管が埋設されていることがわかった。

もちろん、佐和田支所水道課にも連絡をとる。

翌日から作業が始まった。

地元の建設会社が掘削作業を開始。

土地改良区理事長を含めた職員総出である。

佐渡市佐和田支所からは水道課長、産業課長、建設課長らが、見守っていたという。

設計図ではおよそ1メートル10センチの深さに導水管が埋設されているはずである。

しかし、いくら掘削してみても発見することができない。

地元の人に確認をすると、

「舗装工事をした時に、土を盛り上げたのかもしらん」

という話が出てきた。

さらに、掘削作業を続け、1メートル80センチ掘り進んだところで亀裂の入った導水管を発

見する。

この数字をしっかりと記憶していただきたい。

佐渡市の回答書には、こう書かれているからだ。

「土被り0,6m以上で基礎構造を有していればその占用を認めていますが、この条件に合致す

る占用物は計算上及びこれまでの実績からも大型車両の通行に耐える物であると考えています」

3倍の土被りのところで導水管が破損していたのである。

このことは、いったん、おいて先に話を進める。



亀裂の入った導水管は直径300mmのビニール管であった。

いわゆる支管と呼ばれるもので、そのすぐ横には直径800mmの鋼鉄の本管が横たわり、さら

に直径150mmの鋼鉄の水道管がある。

見守っていた多くの人を驚かせたのは、亀裂の入っているビニール管が、楕円形にゆがんで

いたことである。

本来は円形であり、真ん丸になっているから強度もそれだけ強くなる仕組みだという。

にもかかわらず楕円形にゆがんでいた。

かなりの重圧がかかっていたことがわかる。

そして、その問題の導水管の下に大きな石が発見されたのである。

施工時のミスなのかどうか。

その石を取り除く作業を始めた直後である。

導水管の亀裂がメリメリという音ともに1mにも及び、“破裂”したのである。

「バルブを締めろ!」とあわてて誰かが叫んだらしいが、

巨大な穴は、一瞬にして水であふれかえった。

穴に入っていた作業員はもちろん水浸しである。

あらかじめ水量を少なめにバルブを調整していたから、この程度で済んだようだ。

じつは、佐和田支所の各課長たちは、石を取り除く瞬間をカメラに収めようと、レンズを向け

ていたという。

したがって佐和田支所の幹部たちは、みなこの導水管破裂の恐ろしさを間近で体験したことに

なる。

にもかかわらず、市議会での答弁では、“破損”という言葉以上の表現はなされなかった。



さて、問題は、なぜビニール管に亀裂が生じ、楕円形になっていたのか。そして、なぜ、この

時期に導水管が破損したのか。

現場となった舗装道路にはコンクリート製の側溝がある。水漏れしていた箇所の道路は、その

側溝よりもかなりくぼんでいたとの証言がある。

路面がへこんでいた状態であった、と現場にいた関係者が証言しているのだ。

おそらくその写真もあるに違いない。

つまり、かなりの重圧が道路全体にかかっていたことがうかがえる。

しかも、悪いことに、問題の導水管と水道管の間に互いに保護する目的で木製の杭がはさみこ

まれていたと言う。

その杭がビニール管を圧迫していたようである。

じつは、昨年春から夏にかけてこの現場の道路を越前工務店の産廃処理施設を建設するための

資材運搬のために使用していたのである。

もちろん、山田の住民には知らせないままに工事が行われていた。

「鉄骨を積んだトレーラーが何台も走っていたっちゃ。いったいなにをしとるんだ」と噂して

いたのである。

その鉄骨を積んだトレーラーは、どのくらいの重量なのだろうか。

もちろん、鉄骨ばかりを運んでいたのではない。

さまざまな資材が、この山田ルートと、もちろん導水管が埋設されている真光寺ルートも使用

しているのである。

おそらく原因は、「さまざまな複合的な要因が重なって」とされるだろう。

しかし、この建設資材運搬も当然、複合的な原因のひとつと見なされなければならない。



この農業用水がストップしているこの5日間、たまたま田んぼは「中干し」の時期にあたり、

幸いにも水を必要としていなかったようだ。

さらに、幸いなことに、破裂した導水管が直径300mmの支管であった。

これが、その横にある800mmの導水管だったならば、

「下流に当たる田畑は流れていたでしょう」という関係者の証言もある。

そして、水道管だったならば、「佐和田の飲み水は断水」ということになる。

断水ということになれば、市民の暮らしは根底から崩されるし、飲食店を営む者の被害は甚大で

あった。

まさに不幸中の幸いである。



そこで問題は、佐渡市の姿勢である。

6月2日付けのブログでも指摘しているが、佐渡市は「計算上及びこれまでの実績からも大型車

両の通行に耐える物であると考えています」と言いきっているのだ。

ここでもう一度、質さなければならない。

本当に産廃搬出入路として毎日のように産廃を積んだトラックを通行させても、大丈夫なのか?

今回の破裂があっても、土被り0,6mで大型車も耐えうるという根拠だけで説得するのは、あま

りにもお粗末すぎやしないのか?

そして、万が一、破裂した場合の責任は、どうするつもりなのか?

今回の被害総額は100万円以上とも言われているが、さて、この費用はどこが持つのか。



破裂から5日目の今日、ようやく仮舗装を終え、明日19日から通行止めを解除するという。

その際、次のような立て札をするようである。

「大型車の通行は、ご遠慮下さい」
2005.06.18 / Top↑
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