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佐渡は、祭りの季節。

4月15日は、ピークを迎え、島のあちこちから太鼓の音が鳴り響く。



昨夜も、あいにくの雨、強風に見舞われていたけれど、そんなことにはお構いなしとばかりに太鼓の音が鳴り響いていて、それを耳にしながら「ガンバレよ」と陰ながら声援を送った。





今年の鬼太鼓は、これまでとは心持ち様相が異なるような気がする。

それはおそらく佐渡移住組2世たちが鬼を舞い始めたからだろう。





わが家でも息子が貝塚の祭りで赤鬼デビューしたし、11日の平清水の鬼太鼓でも、移住組の先輩として家族ぐるみでお世話になったUさんの長女S子ちゃんの夫であるI泉くんが鬼を舞い、その子息Bunちゃん(小3)が、裏打ちの太鼓を披露し、親子競演となった。







S子ちゃんと、わが豚児Tは、小学生の頃からウマが合うのか、笑い声のたえない遊びに興じていた。

ときにはあまりにも騒がしいので、ふたりの名前を呼ぶのも面倒くさいからと、まとめて「たちこ、うるさい!」などと怒鳴られるほどだった。



それだけにわたしにとってはS子ちゃんは娘のような存在で、祭りにお呼ばれされて、当然、気合いが入った。





午前10時半頃に到着してみると、驚いたことに、およそ50人の祭り客が、すでに集結していた。

集合写真には鬼太鼓組の人々も含めて60人ほどが写っているというのだから、その規模たるや、人員だけを数えるならば佐渡の名士といってもよい。





移住組、その2世がほとんどだったが、なかには佐渡の習慣もわからぬ移住組を手厚く面倒をみてくれた人の顔もある。

外国からこられた人々もいて、まるで華やかな社交場のよう。



なかに群馬からやってきた若夫婦もいて、その方がわたしのブログを熱心に見てくれていることを知った。



「ネームを変えたんですね。佐手角三さんでしたっけ」

と言われて、あわてた。



「いや、あれは、4月1日だけの名前ですから」

と、頭を下げた。



それで、あれがエイプリールフールの冗談だと知ったようで、大笑いされ、安心した。





さてさて、移住組の暗黙のルールといってもよいけれど、料理を持ち寄ってくる方々が、やはり多かったようだ。

とくに民宿、桃華園を営んでおられるご夫妻が用意された料理は、テーブルを一層華やかにしたが、しかし、なによりS子ちゃんが、奮闘した。



子供から大人まで目配りされた料理の数々を目にして、まず感心させられ、「あのS子ちゃんがねぇ、ここまでやるとは…」とひどく感慨深い気持ちになって、胸のあたりやら、目の頭あたりが熱くなった。





それが、引きがねになった。

酒のうまいこと、うまいこと。

グビグビと喉を過ぎ、日が暮れてもなお、酒がうまかったのだった…。







そして、先ほどである。

民宿の桃華園の女将さんから電話が入った。



「明日の祭り、9時に鬼が来ますから、いらしてくださいね」



という話なのだが、その前段に、こうおっしゃられた。





「あら、シラフの能美さんと話すのは、初めてじゃないかしら、アハハハ」



そして、後段には、こうおっしゃった。



「夜じゃないですよ。朝の9時。もう、しょうがないでしょう、能美さんなんだから、お酒、やりましょ」

と、よく通る声で笑いながら言うのだった。





シラフのわたしは、小声で



「はい、ありがとうございます」と応えた。





飲み過ぎないように、心がけねばならない、と思いつつ、じつは、すでに内なる闘志がふつふつとわいてきて、気合いが充実の域に入っている。





なにしろ、桃華園の平田さんの2世も鬼を舞うのだ。

祝いの酒を飲まなくて、なんとする。





祝祭は、非日常の世界である。

しばし、浮世を忘れさせて、明日への活力を与えてくれる。

なんとも素晴らしい人類の発明ではないか…。






2010.04.14 / Top↑
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