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「山田地区の方にはすでにご報告させていただいていますが、大型

車は使わないことにしました。4t以下の車を使いますので、どうぞ

よろしくお願いします」

こう言って、越前工務店の社長が産廃施設の見学者に向かって頭を

下げたのは、6月3日のことである。

住民、各関係団体、市議会議員の総勢24名の見学者が市の提供して

くれたマイクロバスに乗車して、越前工務店本社を出発するまぎわ

のことである。

越前社長自らがバスに乗り込んできて冒頭の言葉を発したのである。

この言葉をどう解釈したらよいのだろうか。

ある住民は「よほど追いつめられてるのだな」との感想を漏らした。

一方で「最初だけだろ。操業してしまえば、大型車も通るだろう」

と、不信感をあらわにする住民もいる。

もちろん、行政側も越前社長の言葉を聞いていた。

新潟県佐渡環境センターから2名、佐渡市環境保健課からも2名、

さらに佐和田支所からも支所長自らが、この見学会に同行していたか

らだ。

その中のひとりが、こう論評した。

「産廃業者が大型車を使わないということは経営的には致命的なこと

です。効率が非常に悪い。それを承知で譲歩したのですから、よほど

のことです」

確かによほどのことであろう。

しかし、現実に産廃の搬出入路とされる道路を検証してみるがいい。

真光寺ルートの天王線は幅員4mで通学路にもなっている。家屋の目

の前の道路も、似たり寄ったりの道幅でしかない上に、勾配、カーブ

もきつい。

あちこちにカーブミラーのとりつけられている林道である。

これは東山田ルートも同様で低速ギヤで回転数を上げながら搬入する

のであるから騒音もかなりのものと判断しなければならないのではな

いか。

もともと静寂な森の深い地域であるから、なおさらである。

そして西二宮ルートにいたっては「9尺道」の砂利道である。

4tのダンプだって安全とは言えぬ。実際、越前工務店の青いダンプが、

その「9尺道」で出会ったまま立ち往生。

どちらかが、後退しなければならない。警告音を鳴らしながらバック

してくる青いダンプが何度も目撃されている。

だから大型車を通す、という計画自体が、最初から成り立っていなかっ

たのである。

したがって越前社長の「4t以下にする」ということについての行政側

の論評、

「経営的には致命的なことです。効率が非常に悪い。それを承知で譲歩

したのですから、よほどのことです」

というのは、かなりズレているとしか言い様がない。

下手な駆け引きである。

定価を高めに設定しておきながら、「6割引きですよ、お得でしょ、出

血大サービスなんですから」と言われているようで、鼻白む思いである。



さて、肝心の産廃施設の見学会の報告である。

それについては次回、項をあらためて書くことにするが、やはり、不安

と不信はぬぐい去ることはできなかった、とだけは言っておかなければ

ならない。

米作り農家のある年配者は、こう言った。

「水質検査で有毒な物質が出てきたときは、もう手遅れだな。佐渡の米

は誰も食べないようになる」

むしろ、不安と不信はますます高まったと言った方がいいかもしれない。


2005.06.15 / Top↑
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