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回答の2項で佐渡市は、旧佐和田町が産廃施設計画を承知した時期を訂正した。

それまでは平成14年5月としてきたが、平成13年11月12日に受領した計画概要資料

が存在することが判ったのだという。

(注 なお、回答書を参考にする場合、ここをクリック。

本来、この「越前工務店リサイクル処理施設設置計画概要」をもとに旧佐和田町は業

者に指導する立場にあった。

にもかかわらず回答書では、

「なお、この資料には旧佐和田町は受け取った経過の記述はなく、今の段階では具体

的な経過は不明ですが、計画を承知した時期について大変申し訳ありませんが訂正さ

せていただきます。」

と、ひどく無責任な釈明をしている。

これを額面通りに解釈するなら、旧佐和田町はよほどずさんな仕事をしていたこと

になる。

この書類の名称は「リサイクル施設」となっているけれども、実態は「産業廃棄物中

間処理施設」の建設計画であることはすぐにわかるはずである。

それを放置しておくこと自体、ことの重大性をまったく認識していない人間が公務に

ついていたことになる。民間企業ならば、その担当者一同、責任をとらねばならない

事態であるが、回答書にはそのような気配がまったく見られないのはどうしたことか。

ともあれ、この「計画概要」はたいへん重要な書類であることは間違いない。何より

越前工務店がこの施設で何をやりたかったのか、それがはっきりと記されているから

である。

じつは、この書類には「処理する廃棄物の種類・処理方法」という表があり、10項目

が並んでいる。

ところが、平成15年12月12日付けの正式とされる事前協議書には、この10項目から

2つの項目が消えている。

「汚泥」と「廃油」である。

なぜ消えたのか?

ここに「同意はいらない」と西二宮の住民に説明し、「絶対反対」だった住民を「条

件闘争」へと促した県・環境センター長の影が浮かんでくるのである。



県の指導要綱に照らし合わせると「汚泥」「廃油」を扱う場合、住民への説明、そし

て、地域代表の承認が絶対的に必要になる。

だからなのだろう、西二宮の住民が絶対反対の姿勢を崩していないにも関わらず、越

前工務店は「計画概要」を佐渡市に提出した前後2回にわたって西二宮住民に対して

承認を得るべく説明会を開いているのである。

第1回目は、提出前の平成13年10月15日。

第2回目が、翌平成14年2月3日に、それぞれ越前工務店主催の説明会が西二宮集落

センターにおいて実施されているのだ。

もちろん、西二宮住民は、この頃まで「そんなものできるわけない」と確信していた。

何より、採決をとっても圧倒的反対者多数だったのである。

それでも越前工務店は「要綱」通りに説明会を開催しなければならなかった。

そして、この説明会で越前工務店の社長は、こう発言している。

「汚泥は建設汚泥が主で、ドロドロのものを脱水・乾燥して肥料にする。廃油はオイ

ルや洗浄油を集めて、再度使用できる油にするもので、プラント機械を使用して油水

分離・再油化する。廃プラスチック類は発砲スチロール等のかさばる物を破砕して縮

減して搬出したり、さらにそれを油化したりする」(平成14年2月3日)

ある全国紙の記者とともに、施設を見学した際に、その記者がこうつぶやいたのを思

い出す。

「私もずいぶん中間処理施設というものを見てきたけれど、これは大きい。巨大です

ね。いったい、なにをするつもりなんでしょう?」

このひと言が、やけに記憶に残った。

その答えが、ようやく出てきた「計画概要」にあったのである。「石油再生のプラン

ト機械」を設置するために、越前工務店は巨大な施設が必要だったのである。



しかし、その「汚泥」と「廃油」が、処理する種類から忽然と消えた。

なぜか?

この2つを扱うために「住民への説明会、地域の代表の承諾」という縛りが、あった

からではないか。

説明会は、手続き通り2度開催した。

しかし、肝心の「承諾」が得られない。

2回目の説明会の最後に越前工務店の社長は、

「単に○か×かではなく条件付きとかそういったことで意見を頂ければ我々も対応し

やすい」

と述べたのは、圧倒的に「×」が多かったからである。



じつは、越前工務店は、この説明会を終えた後、「施設建設を諦めた」との証言が各

方面から伝えられ、地域住民の間ではそれが定説になっている。

実際、この「建設計画」は、この説明会が終了した平成14年2月3日からおよそ1年

半にわたって何の動きもなかった。

西二宮の住民のほとんどは、この計画はつぶれた、と思っていたのである。

ところが、平成15年6月、毎年恒例の「道普請」に西二宮住民が一同に集まって区長

から朝の挨拶とともに、作業の段取りの説明を受けたのだが、その時、区長が苦笑し

ながら、こう言ったのである。

「例の産廃施設、採決を取ってくれ、と言うてきたもんし、みなさん、お願いします」

「まだ諦めとらんのんか、しつこいな。何度やっても同じらっちゃ」

という声が上がったのは、最後の説明会からなんと1年4ヶ月も経っていたのだから、

当たり前である。

しかし、結果は意外なものだった。

17対3で反対者多数だったが、じつはそれまでの2度の採決では「賛成」はわずかに

「1人」だった。

しかし、今回は賛成が「3」に増えていたのである。

この事実の裏で「なにかが動いている、うごめいている」と直感的に感じた人が何人

かいたことだけ記しておく。

この空白の1年4ヶ月の間に、いったい、何が起きていたのか?

長くなりすぎているので、続きは次回書いていくことにする。
2005.05.26 / Top↑
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