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雫石から朗報が届いた。

小岩井農場が、企業のグループあげて反対する姿勢を示したことである。

小岩井農場もいち企業であるから、当然、営利追求を目的とした組織に違いない。

それでもなお日本国家という「ボス犬」に逆らい、勇気をもって反対を表明してくれたことに敬意を表したい。

営利を求めず反対運動にエネルギーを注いでいる住民には心強い味方を得たことは、間違いないだろう。

そんな骨のある企業が佐渡にもあってくれたなら…、と、つい嘆きたくもなる。



話を、朱鷺の島、佐渡に戻す。



「同意はいらない」

と県保健所、環境センター長の一言によって、

西二宮の住民が「絶対反対」を断念し、

「条件闘争」へと流れたことは繰り返し述べてきた。

では、「同意はいらない」とする根拠は何か?

この項では、そのことについて考えてみる。



産業廃棄物中間処理施設の設置や操業については、

『新潟県産業廃棄物処理施設の設置及び維持管理に関する指導要綱』(以下、指導要綱と略す)によって定められている。

この51ページにも及ぶ「指導要綱」、さらに改正についての「通知」は、

一般素人が読んでもすんなりと理解することのできない行政用語がちりばめられている。

それでも「同意はいらない」とする根拠を探しださなければならないのだが、

これが見当たらない。

そこで関連する条項を、並べてみる。



まず、第3条(事業者等の責務)の4項である。

「事業者等は、産業廃棄物処理施設の設置等に当たっては、事前に関係市町村及び地域住民等に計画の概要を説明し、その理解を得るよう努めなければならない。」

同意はいらない、どころではない。

逆ではないか。

理解を得るように努めろ、と書いてあるのだ。



言っておくけれども、西二宮地域には、それなりの説明はあった。

しかし、「地域住民等」にあたる真光寺、東山田両地区には、

施設の建設がスタートしてもなお、説明はなかったのである。

県は、平成16年2月19日に建築許可通知書を業者に出している。

が、産廃搬入のメインルートになっている真光寺地域への説明があったのは、

それから半年もたった平成16年7月30日のことである。

東山田地域に説明があったのは同年8月1日。

これらのどこをどう解釈したら、

「計画の概要を説明し、その理解を得るよう努めなければならない。」

となるのだろうか。



施設建設の許可を出してからの説明には何の意味もない。

説明がないのだから、理解しようもないではないか。



行政側は、このことについて、どう考えているのか。

昨年(平成16年)11月26日に開かれた地域全体の合同説明会に現れた

県のK環境センター長は、このような解釈を披露してくれた。

「努めなければならないという規定の仕方をしているんです」

これが行政用語のバカバカしさである。

そして住民をなめきった回答であることは言うまでもない。

もっと言えば、「指導要綱」など、解釈の仕方ひとつでどうとでもなるさ、

という声が聞こえてきそうな言葉である。

このK環境センター長という人間がどういう勉強をしてきたかわからないが、

この人の解釈では、こうなっているのだろう、と想像する。



「努めなければならない」とは、「努めればいい」ということであり、

さらに、拡大解釈してしまえば、「努めさえすれば、理解を得られなくてもいい」。

したがって「同意はいらない」ということだ。



こういう人間を「長」と付く役職につかせている新潟県は、

どっちを向いて県の行政を司っているのだろうか。

住民なのか、業者なのか。

それとも、国家という「ボス犬」か…。



さらに関連する条項を並べていく。

しかし、今日は、ここでとめる。

行政用語を並べ立てて解釈ゲームをするのは、書くほうも、読むほうも、疲れるだけだから、ひと休みしたい。




2005.04.20 / Top↑
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