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日馬富士の初優勝、お見事。

よくぞ、ここまで大相撲を盛り上げてくれたものだと拍手喝采を贈りたい気分。





13日目、白鵬にすそ払いで敗れたとき、これで日馬富士の優勝はないかとの思いがかすめる。

あのすそ払い、まるで日馬富士の優勝への意欲をそぐようなタイミングだった。



ところが、翌日の14日目、連勝記録更新中の白鵬が琴欧洲に上手投げで土俵に転がされ、土がつく。



これには、目が点になるほどビックリ。



同部屋の大関、琴光喜とともに“蚤の心臓”の琴欧洲が白鵬の連勝記録を「33」で止めてしまったのだから、大事故だ、ではなく大事件。



土俵下から見ていた「35連勝」の記録を持つ朝青龍、顔色ひとつ変えなかったけれど、腹の中では、ホッとしていたに違いない。





その直後の結びの一番。

一敗同士で朝青龍と日馬富士の対戦。

これも、ビックリ。



日馬富士の外掛けが見事に決まり、全身反射神経ではないかと思う朝青龍を背中から落としたのだ。

朝青龍、腰のあたりを強打、しばらく息ができなかったか、うずくまったまま起き上がれず。





ビックリ相撲が二番続いたが、久々に本来の大関というものの強さ、存在を強く印象づけ、やっぱり、大関が強いと相撲は後半になって面白くなるとあらためて思う。



それにつけても日本人3大関のふがいなさ、とくに千代大海の“星の貸し借り相撲”まがいの土俵を見せられ、ますます引き際の悪さ、煮え切らなさ、美学のなさに、心技体といいながら、すべてボロボロ、大関の名を汚している。





千秋楽、できれば稀勢の里、朝青龍、日馬富士、白鵬の4人での優勝決定戦というものを期待。

しかし、1敗で並ぶ白鵬、日馬富士の決定戦の可能性が大きいと解説の舞の海。



果たして、舞の海の予想通りの展開。



日馬富士、絶体絶命の状況から豪快な首投げで琴欧洲を仕留めた相撲に、これまた驚かされた。

日馬富士、右腕を完全に殺されていた。

舞の海が「あれしか手がない」と言わせた首投げ、琴欧洲だって予想はしていたに違いないのに、ドンピシャで決まり、あの大きな琴欧洲が転がった。



相撲の面白さ、小兵が大型力士をぶん投げるところにあるが、それをまざまざと見せつける日馬富士のワザの切れは、モンゴル人特有のものなのか。



そして、優勝決定戦。



13日目、すそ払いで負けた相撲を思い起こされるが、この決定戦でも同じような立ち合いだったけれど、白鵬にまわしを与えない格好。

ジレる白鵬を左下手投げで下したけれど、投げの瞬間、日馬富士の右手は白鵬の右膝の上あたりをおさえていた。

これでは白鵬も足を前へ送ることもできず、転がるしかないという理にかなったワザ。



豪快さもあれば、この精妙さ。



日馬富士、来場所は綱取りだというのだから、これは目が離せない。







さてさて、好感度バツグンの豊真将、15戦全敗になるかとヒヤヒヤしていたが、千秋楽にて1勝。

勝った直後に涙さえ流していた様子、こちらも年々歳々、涙もろくなりつつあり、あやういところだった。

立ち合いから一気に攻める相撲が取れれば、この人、本当に強くなるのだけれど、あの生真面目さ、不器用さが魅力でもあり、歯がゆくもあり…。





いつの頃からか、母親が枡席でわが子を応援するようになったのは…。

昔、遠く故郷にてテレビに向かって応援する父や母の姿を美しく思えたものだった。

とくに母親は、わが子が戦う姿をテレビで見ることさえできず、台所に立っていたなんて話もあった。



目立つようになったのは、モンゴル勢が親兄弟、親戚一同を招待するようになってから。

モンゴルの民族衣装を着て、国旗を振り回す。

気持ちはわからぬわけではないが、あまり見よい光景ではない。



そして、「お母さんに感謝」という言葉、優勝インタビュー、その後のスポーツ番組にて日馬富士はなんども口にしたけれど、なんとも落ち着かぬ思い。

そんなことは口に出して言うまでもない、というより、相撲取りは、表向き、武士(もののふ)として存在して欲しいと期待される存在。

“マザコン大関”では、神秘性もなし。



というようなこと、本来、横綱審議委員会のウチダテのオバチャンあたり、あるいはやくみつるがおっしゃる言葉か。



神事・伝統文化としての相撲、そして、興行としての相撲、

いずれも大事と思いつつ、ただ一点、確かなことはテレビ受けを狙いすぎるとロクなことにはならない。

インタビューする側の誘導こそ、相撲の魅力をそぎ落としていると断じておきたい。
2009.05.25 / Top↑
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